おれとスピードフリーク（その3）

様々なスタイルを持つスピードフリーク先生の代表的変名がこちらSEARCH AND DESTORY。

アムスが誇る真っ赤な異種格闘技ハードコアレーベルMOKUMから彗星のごとく登場し、30番台以降のMOKUMハッピー路線に与えた影響ははかりしれません！

特にこのWORKIT!

イントロのイの字の瞬間からしびれるエレタムまわし。まずここだけでご飯一杯目完食です。ボーカルとハイハットが絶妙なタイミングで入れ組んだイントロが過ぎる頃には、やや暗黒気味なイントロを裏切るベースとキックが入り今後の展開に期待を持たせます。ベースに乗せられた超シンプルなフレーズ＋レイヴで徐々にテンションを上げつつそのままブレークに突入する、まさにスピードフリークが作り上げた90年代ハッピーガバの典型ともいえる代表作ともいえる神的作品で、ここから学んだことは大変多いいわば教科書のような存在。

この、要所要所で入るホヘホヘした音みたいな可愛い音がたまらないんですよ。ここだけにしかないんですよ。

MOKUMからリリースされたSEARCH＆DESTROY名義のアルバムMUSIC FOR HAPP-E PARTY'Sは家宝です。だれにもあげないヨヽ(´ー｀)ノ！

2002年の来日時にかかったときは長年の夢がかなった瞬間として、おおいに盛り上がった思い出深い一曲。

他にもDeep In The UndergroundやHeadSexのRemixなどなど、スピフリ先生のどポップ路線を知るならこちら。リリースから１０年すぎてもまだまだ現役です、この音。

(JEA)