「現場の困った」を解決するスマホ活用術!データ管理の効率化ガイド | デジタルでアナログな私【幻影のDX】

デジタルでアナログな私【幻影のDX】

PC歴は40年でも今はアナログな私です。
知識を捨ててしまうのはしのぎないのでデジタルな話題を交えながら、日常のアナログな事を書き連ねたいと思います。


⑨ そもそも中小企業ではソフトハウスの説明が理解できず、投資額を見ただけで断ってしまうのではないのか


深掘り:
中小企業の多くは、ITシステムやソフトウェアの導入経験が乏しく、「IT投資=未知の世界」と感じていることが少なくありません。
そのため、ソフトハウスからの提案が“専門用語”ばかりで分かりづらく、内容を理解する前に金額だけを見て拒否するケースが多発しています。
これは、知識不足の問題ではなく、「自社に合っているのか分からない」という不安が判断を鈍らせているのです。

具体例:
「API」「クラウド」「SaaS」など横文字が多くて聞く気を失う
 → ソフト会社の営業が、仕組みの概要を難しいカタカナで説明。社長も部長も“なんとなくスゴそう”と思うが、具体的にどう役立つかピンとこない。 結局、「うちにはまだ早いな」とお断り。

費用の内訳が不明で、信用できない
 → 初期費用30万円、月額1万円と言われても、「それって何にかかってるの?」と質問しても、答えが曖昧。何にいくらかかるかが不明瞭なため、“よくわからんものにお金は出せない”という結論に。

営業の熱量と、こちらの温度差が埋まらない
 → ソフト会社は「今がDXのチャンスです!」と熱弁するが、現場は「別に今困ってない」「緊急じゃない」と感じている。 想いや言葉のギャップが大きく、商談が空回り。


なぜ「話を理解する前に断る」のか?

専門的な説明が多すぎて、具体的なメリットが見えない

今の課題を「自分たちだけの問題」と思っていて、他社事例が参考にならない

システム導入はトラブルの元という過去の苦い経験がある

「IT=大企業のもので、自社とは縁がない」と思い込んでいる

補足のまとめ:

難しい言葉で“スゴそう”に見せるより、自社の悩みに“どう寄り添えるか”を語ってほしい。

導入前の障壁は“金額”ではなく、“理解と納得”。
システムベンダー側にも、中小企業の目線に合わせた説明力と信頼構築が求められています。