「現場の困った」を解決するスマホ活用術!データ管理の効率化ガイド | デジタルでアナログな私【幻影のDX】

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PC歴は40年でも今はアナログな私です。
知識を捨ててしまうのはしのぎないのでデジタルな話題を交えながら、日常のアナログな事を書き連ねたいと思います。


⑦ 一般中小企業ではワードやエクセルで業務を行う事が普通で、どのような現場でもエクセルにデータを蓄積している


深掘り:
多くの中小企業では、業務の中心に「Excel(エクセル)」があります。見積書、請求書、日報、在庫表、スケジュール… ありとあらゆる情報がエクセルに詰め込まれています。
理由はシンプルで、誰でも知っていて、自由度が高く、コストがかからないから。
しかし実際には、その便利さゆえに、「本来はシステム化すべき業務を、全て手作業でこなす構造」になっており、逆に効率を落としているケースも多いのです。

具体例:
ファイルが乱立し、どれが最新かわからない
 → 売上管理ファイルが「売上一覧.xlsx」「売上一覧_最新版.xlsx」「売上一覧_〇〇修正版.xlsx」など複数存在。誰がどれを使っているのか分からず、社内で混乱。確認作業が増えて非効率。

エクセルに頼りすぎて属人化が進む
 → 在庫管理表を一人のベテラン社員が毎日更新。しかし関数やマクロを駆使しており、その人がいないと誰も触れない「ブラックボックス」状態に。

関数・コピー・貼り付け作業で一日が終わる
 → 月末に請求書を出すために、エクセルデータを集計・加工・書式整え…を繰り返し、ほぼ“手作業”で書類を作っている現状。「これ自動でできたらいいのに」と思いつつ、慣れた手作業から抜け出せない。


なぜ「Excel業務」から抜け出せないのか?

多くの人が操作に慣れており、新しいツールへの移行が面倒

柔軟に使える(けど構造化されていない)ため、とりあえずエクセルで済ませてしまう

「エクセルで回ってるから問題ない」と思っている

ちょっとした自動化や仕組み化にコストをかける感覚がない

 

補足のまとめ:

エクセルは「なんでもできる」けど、「なんでもエクセルでやる」のは危険。

本来は「ルールを決めて、再利用可能な形で蓄積」することで、初めて“データ”として価値を持ちます。
単なる“表”を作るためのエクセルから、活用可能な「情報資産」を残す運用へシフトする意識が必要です。