さて、私が何故、この歳になって
ベーシストを志そうと思ったのか…

紛れもなく、TAIJIさんとの出逢いでした。



随分と前ですが、昔の音楽番組のリピート放送が
スカパーで、あったんですが

ちょうどその時の回にXが出ていたんです。
司会者さんの肌の黒さにもびっくりしたけど
タバコ吸いながら淡々と話すメンバーにビックリした!
YOSHIKIさんだったかなぁ。

キラリ熱々クラブの再放送で
初めて 昔の映像を見たのが中学とか
それくらいの時だったかな

ステージでひときわ目立つ変わった形のベースを弾く人がいました。


TAIJIさんです。

当時は、思ったのがそれだけでしたが
TAIJIさんの容姿といい、ベースのインパクトは
今でも覚えています。

兄がHIDEさん世代だったのもあり
兄の友達にアルバムから全てMDにやいてもらって
聴かない日はなかったほど聴きました。

下手くそながらも、先輩からギターを借りて
BLUE BLOODを弾いてみたり、、、

月日は流れ、私は韓流ファンになりました。
ライブにも行ったり、イベントに行ったりもしました。

その当時、私は韓国の事務所主催のオーディションに
受けたことがあります。歌手になりたかったからです。

ですが、不合格という形で終わりました。

それでも私は、歌手の夢を追いかけていました。

たまには、前に聞いていた音楽を聴きたくなるものです。
XやLUNA SEA、昔のV系など聴き漁りました。

その時にTAIJIさんの死を知り、TAIJIさんが
あの時見たベースを弾いていた人だと知りました。

どうして?、という気持ちが1番でした。

そこから、私はTAIJIがXのベーシストだった事
TAIJIさんのことを沢山知っていきました。

その頃には、韓流好きだった私は薄れていきました。

楽器をやるなら何かしたいと思って
楽器屋さんのバイトもしました。

任されたのがエレキギター担当だったから
ベースのことはあまりしれなかったのですが^^;

楽器に触れ、楽器を知ることがとても楽しかった。

そしてとある機会があり、
バンドでボーカルを担当することになったんです。

歌をやりたかった私には絶好の機会でした。

だけど、どうしても私の歌では
うまく伝わらなかった部分があった。

カラオケでは、上手いねと言われました。

だけど
「これがカラオケ歌いと、バンド歌いの違いだよ」

と言われ、そのとおりだと痛感させられたのです。

確かに、バンドに合わせての私の歌声は
上手く伝えきれなかったし、そのとおりだと思いました。

歌を諦めても、まだ諦めたくないって思いが
私の中にはありました。

「歌を歌うだけが音楽じゃない、歌を歌う人を支えることだって音楽だ」

と思い始めました。

ギターにしろ、ベースにしろ、ドラムにしろ、ボーカルにしろ
音楽には、作り手と歌い手がいますよね。

私は、今まで 歌い手を目指してました。
だけど、今は作り手を目指しています。

それも、TAIJIさんと出会ったおかげです。

TAIJIさんの音楽との向き合い方や
ベーシストとしての姿にも私は感銘を受けました。

表現の仕方は沢山あるんだ!と
気づかせてくれたのも、ベーシストとしての夢を
諦めずにいられるのもTAIJIさんあってのことです。

夢を諦めずに 頑張りたいと思わせてくれた
TAIJIさんのためにも、絶対に諦めたくない。


今は、バンド結成に向けて
ギターやりたいという後輩と今年は練習期間として、
バンド結成へ向けて頑張っているところです。


TAIJIさんに出逢っていなかったら
今の私はいないと思ってます。

それくらい本気です。

もう23歳になる歳だけど、まだまだ頑張っていきたいし
口先だけのものにしたくないです。

バンド結成に向けて、もっと頑張っていきます。

TAIJIさんに「有難う」と伝えられるように。



うまく伝えられなくてごめんなさい。