6月30日(金)は,関内駅北口から程近い,神奈川中小企業センタービル 地下1Fにある R’s Tribeca にて行われた グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのソロ・ライヴへ.

 ここでのライヴは,コロナ禍明けでは,5月に次いで,2回目.

 

 そもそも,6月末と言うことで,四半期締め処理の関係で,定時に退社できるか否か不明で,予約は入れなかった関係もあって,ライヴのこともすっかり忘れていたのですが,偶々,仕事を終わって,SNSを見ていて気が付き,即行で予約して会場へ(笑)

 横浜駅から乗った電車が桜木町止まりだったのと,次の電車が来るまでの時間を考え,桜木町駅で降りて,会場へ.曇ってはいたものの,雨は降っていなかったので,傘をささずにすみました.
 会場へは,開演時間15分前位に到着.

 

 地下に降りて,会場へ入ると,前回と比べ大盛況で,ある意味驚きました.
 案内された席に座り,オーダーを.

  

 露出不足で,且つブレブレですが,お店の方で用意されていた軽食.

 
 
 ソロなだけに,ご本人も開演時間少し前に登場.

 定刻を少し遅れてスタートした 1st Set は,自身の 4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 収録で,アントニオ・カルロス・ジョビン(Antônio Carlos Jobim)作のタイトル・チューン:”The Girl From Ipanema”(”Garota de Ipanema”) からスタートし,同じく アントニオ・カルロス・ジョビン(Antônio Carlos Jobim)作の ”Água de Beber” へと続きます.
 それにしても,弾き始めたピアノの音が湿気の関係なのか,凄い音でした.後半は慣れてきましたが(笑)

 

 お客さんからもボサノヴァ繋がりで,”Recado Bossa Nova” のリクエストがあったのですが,1曲ボサノヴァから外れて,モルト・シューマン(Mort Shuman)/ドク・ポーマス(Doc Pomus)作の ”Save The Last Dance For Me” を演奏し,ジャルマ・フェヘイラ(Djalma Ferreira)作の ”Recado Bossa Nova” を演奏.

 

 ここからは,もう完全な,リクエスト大会的になってきます.お客さんが多いので,色々なリクエストが出ましたが,2nd アルバム 『 Last Live at DUG (ラスト・ライヴ・アット・ダグ) 』 に収録されている ショロム・セクンダ(Sholom Secunda)作の ”Bei Mir Bistu Shein”(”Bei Mir Bist Du Schön”),7th アルバム 『Season Songs(シーズン・ソングス) 』 収録で,ジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh)/ドロシー・フィールズ(Dorothy Fields)作の ”On The Sunny Side Of The Street”.
 偶然にも,2曲続けて,自身のアルバム収録曲でした.

 

 バート・ハワード(Bart Howard)作の ”Fly Me To The Moon” を皮切りに,月繋がりの曲が連続し,ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)/ジョニー・マーサー(Johnny Mercer)作の ”Moon River”,そしてリクエストは無かったですが,自身が好きな ヴァン・モリソン(Van Morrison)作の ”Moondance”,1st Set 最後は,8th アルバム 『 Love Songs For You (ラヴ・ソングス・フォー・ユー) 』 収録で グレン・ミラー(Glenn Miller)/ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish)作の ”Moonlight Serenade" で締め括りました.

 

 
 ブレイクを挟んだ 2nd Set も,お客さんのリクエストから始まりましたが,ライヴでは定番となる シャーデー・アデュ(Sade Adu)の ”Kiss Of Life” から始まり,ザ・ビートルズ(The Beatles)の ”Come Together” が続いて演奏.

 

 今度は,自身の選曲で,オリジナル曲の ”Answer”,”Sad Samba” と続き,レイ・チャールズ(Ray Charles)がカヴァーしていた サザン・オール・スターズ(Southern All Stars)の ”いとしのエリー” = ”Ellie My Love”,再度,オリジナルの ”ゆっくり行こう” と演奏が続きます.
 ”ゆっくり行こう” を初めて聴いたお客さんは,まさかの曲調にギャップがあり過ぎて,驚いたでしょうね(笑)

 

 そして,再度,お客さんからのリクエストで,4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 収録で,レオン・ラッセル(Leon Russell)作の ”This Masquerade”,8th アルバム 『 Love Songs For You (ラヴ・ソングス・フォー・ユー) 』 収録で,マイケル・フランクス(Michael Franks)作の名曲で ”Antonio's Song”,4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 収録で,アントニオ・カルロス・ジョビン(Antônio Carlos Jobim)作のリオを代表する ”Corcovado” に続き,2nd Set 最後は,ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)作の ”What A Wonderful World”.

 

 ご自身,マイクを片付け始めたところに,アンコールを望むお客さんの手拍子が(笑)
 お客さんの反応が遅い(笑)

 アンコールに応えて,エディ藩藤竜也作で,松田優作原田芳雄 他が歌っていた事でも有名な,地元 横浜の名曲 ”Yokohama Honky Tonk Blues” を演奏し,この日のライヴを締め括りました.
 ご自身が好きな曲なので,アンコールでこの曲が演奏される機会は割と多いですね.

 

 終わって見れば,季節の関係なのか,ボサノヴァ中心のリクエスト曲でしたが,ボサノヴァ良いですねぇ.
 何気に 1st Set / 2nd Set とも,これだけの曲数を聴いたのは,久し振りかも!

 終演後は,残ったお客さんやお店の方,マーヤさんを含めてまったりと時間を過ごす事ができ,楽しい時間でした.そして,外に出るとラッキーにも雨は上がっていて,傘を使用することもなく,帰宅の途に.


 [Member]
  Grace Mahya : Piano, Vocal
 
 [Set List]
  1st Set
   01. The Girl From Ipanema
   02. Água de Beber
   03. Save The Last Dance For Me
   04. Recado Bossa Nova (The Gift)
   05. Bei Mir Bistu Shein (Bei mir bist du schön)
   06. On The Sunny Side Of The Street
   07. Fly Me To The Moon
   08. Moon River
   09. Moondance
   10. Moonlight Serenade

  2nd Set
   01. Kiss Of Life
   02. Come Together
   03. Answer
   04. Sad Samba
   05. Ellie My Love
   06. ゆっくり行こう
   07. This Masquerade
   08. Antonio’s Song
   09. Corcovado
   10. What A Wonderful World
      [Encore]
   11. Yokohama Honky Tonk Blues


#2023‐06‐30