6月24日(土)の夜は,相鉄本線相模鉄道)の 希望ヶ丘駅から,徒歩1分の Jazz Live house CASK にて行われた,ユーフォニアム(Euphonium)奏者:海野百合香さんのリーダー・ライヴ 『 Yurika Umino Quartet 』 へ.

 Yurika Umino Quartet は,リーダーでユーフォニアム(Euphonium)の 海野百合香さんを筆頭に,ギターに 野内遼介さん,ベースに 入船裕次さん,ドラムに 森永哲則さんを配したカルテット編成.
 因みに,ここ最近,海野百合香さんは ユーフォニアム(Euphonium)を小さくした感じの バリトン・ホーン(Baritone Horn)を使用しています.

 

 土曜日と言うこともあって,17時30分開場予定,18時00分開演予定という早い時間設定,且つ,開場から開演までが 30分と言う時間設定も,私的には有難いです.

 上大岡で私用を終えて,そのまま希望ヶ丘へ.
 と言っても,60分前後早く着き過ぎたので,近くの 王将で,時間調整(笑)

 

 そして開場予定時間少し前に,会場 Jazz Live house CASKへ.

 

 受付とアルコール消毒をして,空いている席へ.

 

 そしてドリンクとフードを注文し,開演を待ちます.

 


 開場と開演の間隔が 30分というのは本当に有難いです.

 定刻になり,メンバーがステージに登場.
 1st Set は,ホレス・シルヴァー(Horace Silver)作の "Strollin'" が,オープニングを飾り,ポール・デスモンド(Paul Desmond)と,ジム・ホール(Jim Hall)が,一緒にボサノヴァばかりを収録した 『 Bossa Antigua (ボッサ・アンティグア) 』 の 1st トラックに収録されているタイトル・チューンで,ポール・デスモンド(Paul Desmond)作の ”Bossa Antigua” が演奏されます.

 

 ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)作で,ソフィア・ローレン(Sophia Loren)主演の映画 『 Girasoli (ひまわり) 』 の劇中歌でもある ”Sunflower - Loss Of Love -”
 この ”Sunflower - Loss Of Love -” は,このバンドでは初めて演奏される曲だと思いますが,私的にも久し振りに何十年振りで聴いたかも,知れません.

 

 続けて,ジャズハーモニカ奏者の トゥーツ・シールマンス(oots Thielemans)作で,先日リリースしたアルバム 『 Only The Good Things! 』 では,野内遼介さんとのデュオの演奏で収録されている ”Bluesette”.

 

 そして,同アルバム 『 Only The Good Things! 』 に収録されているオリジナル曲で,私的には,2月のこの会場でのライヴで初めて聴いた ”"くものちはれ"

 

 1st Set 最後は,シダー・ウォルトン(Cedar Walton)作の ”Firm Roots” を演奏し,暫しのブレイクへ.
 この ”Firm Roots” も,このバンドでは私的に初めて聴いた曲で新鮮でした.

 


 19時30分前後からスタートした 2nd Set は,ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)作曲で,映画 『 シェルブールの雨傘 (Les Parapluies de Cherbourg) 』 の劇中歌でタイトルチューンの ”Les Parapluies de Cherbour” がオープニングを飾り, ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)作の ”Fungii Mama” が演奏されます.
 両曲とも,このバンドでは初めて演奏される曲だと思いますが,1st Set の ””Sunflower - Loss Of Love -” や,この ”Les Parapluies de Cherbour” 含めて,映画が好きなのでしょうね.

 

 3曲目は,先日リリースしたアルバム 『 Only The Good Things! 』 では,野内遼介さんとのデュオの演奏で,最終トラックとして収録されている パット・メセニー(Pat Metheny)作の ”Letter From Home”.

 

 続けて,ジム・ホール(Jim Hall)の ”Waltz New”.
 MCでも言っていましたが,この ”Waltz New” は,『 Snow White and the Seven Dwarfs (白雪姫) 』 の劇中歌で,今となっては,ジャズ・スタンダードの感の強い ”Someday My Prince Will Come”(”いつか王子様が”)の替え歌だとも言っていましたが,一緒のコード進行を使用しているのでしょうか.私的には初めて聴きました.

 

 今後のライヴ予定の告知や,先日,リリースした 野内遼介さんとのデュオのアルバム 『 Only The Good Things! 』 の紹介.

 

 そして,1st Set 同様に ポール・デスモンド(Paul Desmond)と,ジム・ホール(Jim Hall)が,一緒にボサノヴァばかりを収録した 『 Bossa Antigua (ボッサ・アンティグア) 』 収録で,ポール・デスモンド(Paul Desmond)作の ”Samba Cantina”.
 過去の MC では,このアルバムが好きなので,この中の曲を全曲コンプリートしたいとも言っていました.

 

 2nd Set 最後は,カウント・ベーシー・オーケストラ(The Count Basie Orchestra)のコンポーザーでもあった,ニール・へフティ(Neal Hefti)作の “Cute”.
 因みに ”Cute” は,このバンドのライヴでしか聴いたことが無い曲なのです.

 

 粗,満席のお客さんから,アンコールを望む手拍子があり,演者はステージ上でそのままアンコールへ突入.
 アンコールに応えて,チャーリー・パーカー(Charlie Parker)作の ”Now's The Time” を演奏し,この日のライヴを締め括りました.

 
 

 このカルテットは,前回が 4月初なので,3ヶ月弱振りでしたが,昨年10月にリリースした 1st アルバム 『 I Want To Be Like That 』 のレコーディング時期から丁度 1年だったり,リーダーの海野百合香さんは,野内遼介さんとのデュオ・アルバム 『 Only The Good Things ! 』 を 5月にリリースしたり,新しい会場でのライヴが決まったりと,目まぐるしい一年だったのでは無いでしょうか.
 今回のライヴも,セット・リストが変化にとんでいて,楽しめる内容でした.

 


 [Member]
  Yurika Umino : Baritone Horn
  Ryosuke Nouchi : Guitar
  Yuji Irifune : Bass
  Tetsunori Morinaga : Drums 

 [Set List]
  1st Set
   01. Strollin
   02. Bossa Antigua
   03. Sunflower - Loss Of Love -
   04. Bluesette
   05. くものちはれ
   06. Firm Roots
 
  2nd Set
   01. Les Parapluies de Cherbour
   02. Fungii Mama
   03. Letter From Home
   04. Waltz New
   05. Samba Cantina
   06. Cute
      [Encore]
   07. Now's The Time


[参考]
 Yurika Umino Quartet 「I Want To Be Like That」PV
 

 I Want To Be Like That
 
 [収録曲]
  01. Social Call
  02. O Gato
  03. 春の雨
  04. All The Things You Are
  05. Coffee Break
  06. I Want To Be Like That
  07. Skating In Central Park


 Baritone Horn & Guitar Duo YURIKA UMINO · RYOSUKE NOUCHI
 
 Only The Good Things !
 
 [収録曲]
  01. Emily
  02. Autumn Leaves
  03. The Girl From East 9th St.
  04. Days Of Wine And Roses
  05. Everything Happens To Me
  06. Bluesette
  07. くものちはれ
  08. Letter From Home

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