成人の日となった 1月10日（月）は，野毛の外れにある 老舗 Jazz Spot Dolphy にて行われた，第8回 ちぐさ賞 受賞者：中根佑紀さんの公開ライヴ・レコーディングへ．
ちぐさ賞受賞者には副賞として CD と アナログ・レコード（LP）制作・リリースが付いているのですが，その収録をライヴ・レコーディングで行うという，ちぐさ賞史上初となる試み！
しかも，このライヴ・レコーディングは 中根佑紀さん自身の希望でもあったとの事で，少々，驚きでした．
中根佑紀カルテット（Yuki Nakane Quartet）のメンバーは，テナー・サックスの 中根佑紀さん，ピアノの 野々村大志さん，ベースの 広橋契さん，ドラムの 塚田陽太さん．
因みに，このバンドの結成は，昨年8月だそうです．
この日は，上述のメンバーに加え，サックス奏者で，第8回 ちぐさ賞 の審査員でもあった 中村誠一さんがスペシャル・ゲスト．
開場時間に合わせ Jazz Spot Dolphy へ．
外で受付をし，チケット代：2,500円を支払い，開場時間になって会場内へ．
チケット代は 2,500円ですが，この価格には 3月にリリースされるCDも含まれており，かなりお得です．
開演時間が近付くにつれて，満席状態に．
中根佑紀さんが，早稲田大学の学生であることや，バンド・メンバー全員が同世代ということもあってか，会場内の 7割程度は 20代前半の方でした．
[Afternoon Show]
1st Set は，ちぐさ賞最終審査の時にも演奏された ソニー・ロリンズ（Sonny Rollins）の ”East Broadway Run Down” がオープニングを飾り，ジョー・ヘンダーソン（Joe Henderson）の ”Recorda-Me” が演奏されます．
”East Broadway Run Down” 演奏終了後の MC でも言っていましたが，このバンドで最初にライヴを行った際の 1曲目が ”East Broadway Run Down” で，非常に思い入れのある曲とも言っていました．
ディズニー映画の挿入歌でもあり，ジャズでも比較的演奏される機会も多く，今ではジャズ・スタンダードともなっている ”Someday My Prince Will Come” に続けて，1st Set 最後は，自身のオリジナル曲でもある ”Joeh”．
”Joeh” は，自身が尊敬するジョーと言う二人の方に向けて書いた曲だそうです．
暫しのブレイクを挟んで，スタートした 2nd Set は，自身のオリジナル曲で ”Nightmorning” からスタート．
この ”Nightmorning” は直訳すると 夜朝になるのですが，これは中根家の造語だそうです．未だ夜の明けきらない暗い時間帯（3時－5時頃）を指すのだそうな．
2曲目は，スタンダード中のスタンダードでもある デューク・エリントン（Duke Ellington）の ”Take The 'A' Train”．
スタンダードと言っても，かなりアレンジされていて，最初のピアノ導入部と，時々出てくるテーマ・フレーズがなければ，私的には判りませんでした．
ジーン・デ・ポール（Gene De Paul）の ”You Don't Know What Love Is” を挟んで，最後は，自身オリジナル ”Kansha Shimasu!”（”感謝します”）を，スペシャル・ゲストの 中村 誠一さんを含めて演奏．
演奏終了と同時に，アンコールを望む手拍子が起きて，そのままアンコールへ突入．
アンコールも 中村 誠一さんを含めて，ブルー・ミッチェル（Blue Mitchell）の ”Fungii Mama” を演奏．
ここで終了するかと思いきや，中村 誠一さんがステージを降り，残ったメンバーのみで，自身のオリジナル ”A Letter To Soweone” を演奏し，Afternoon Show を終了．
中村誠一さんとのソロの掛け合いは，スリリングで素晴らしかったです．
その後，総合司会の 鈴木光さんから簡単なインタビューが．
このインタビューの中で，3月にリリース (#)される CDと LPのタイトルは 「 ニュー・カマー / New-Comer 」（仮称）とのことを言っていました．
(#) : 3/11 ちぐさ にて先行発売，
3/16 ディスクユニオン や Amazon にて一斉発売とのこと
その後の，ご本人の投稿によれば，タイトルは
『 New-Comer - A Letter To Someone - 』
だそうです．
Afternoon Show 終了と Evening Show 開場の間は，約 1時間．微妙な時間でしたが，場所が 野毛の近くなので，食事がてら ぴおシティ B2F の 国民酒場じぃえんとるまん へ（笑）
ホッピー・セット（キンミヤ），自家製味噌カツ，きゅうり一本漬，回鍋肉
最後の一杯（笑）
開場時間が近付いたので，再び Jazz Spot Dolphy へ．
[Evening Show]
1st Set は，ソニー・ロリンズ（Sonny Rollins）の ”Oleo” からスタートし，自身のオリジナル曲：”Nasu & Zucchini”（”ナスとズッキーニ”）へと続きます．
この ”Nasu & Zucchini” は，サンバ調の曲でした．
そして デューク・エリントン（Duke Ellington）の ”In a Sentimental Mood”，1st セット同様に最後は ”Joeh” で締め括り，暫しのブレイクへ突入．
ブレイク後の 2nd Set は，”Colorized” からスタートし，フランク・レッサー（Frank Loesser）作の ”I've Never Been In love Before” を演奏．
続けて，Afternoon Show と同じく デューク・エリントン（Duke Ellington）の ”Take The 'A' Train”．
2nd Set 最後は，スペシャル・ゲストでもある 中村 誠一さんを呼び込み，中村誠一さんアレンジの ”Donna Lee” を演奏．
中村 誠一さん曰く 「 変形 Donna Lee 」 とも．
演奏終了と同時に，アンコールを望む手拍子が起きて，そのままアンコールへ突入．
アンコールも 中村 誠一さんを含めて，Afternoon Show 同様に ブルー・ミッチェル（Blue Mitchell）の ”Fungii Mama” を演奏．
その後，中村 誠一さんがステージを降り，自身のバンド・メンバーのみで，自身のオリジナル ”A Letter To Soweone” を演奏し，この日のライヴ・レコーディングを終了．
その後，Afternoon Show 同様に，鈴木光さんからのインタビュー．
今回のライヴ・レコーディングは，2回（Afternoon Show : 14時00分開演，Evening Show : 18時00分開演）で，それぞれの Show が 2 Set づつということで，都合 4 Set の中からベスト・テイクが収録されるのでしょう．
Afternoon Show は，かなり緊張していたようですが，Evening Show も含めて，エネルギッシュで且つパワフルな素晴らしい演奏で，今後も目が離せない存在です．スペシャル・ゲストの 中村誠一さんとのサックスによるソロの掛け合いもスリリングで，非常に興味深く聴かせて頂きました．
3月リリースのアルバムが楽しみです．
[Member]
中根 佑紀 : Tenor Saxophone
野々村 大志 : Piano
広橋 契 : Bass
塚田 陽太 : Drums
[Special Guest]
中村 誠一 : Tenor Saxophone，Soprano Saxophone
[Set List]
[Afternoon Show]
1st Set
01. East Broadway Run Down
02. Recorda-Me
03. Someday My Prince Will Come
04. Joeh (#)
2nd Set
01. Nightmorning (#)
02. Take The 'A' Train
03. You Don't Know What Love Is
04. Kansha Shimasu! (#)
[Encore]
05. Fungii Mama
06. A Letter To Soweone (#)
[Evening Show]
1st Set
01. Oleo
02. Nasu & Zucchini (#)
03. In a Sentimental Mood
04. Joeh (#)
2nd Set
01. Colorized (#)
02. I've Never Been In love Before
03. Take The 'A' Train
04. Donna Lee
[Encore]
05. Fungii Mama
06. A Letter To Soweone (#)
(#) : Original Song
終了後は，伊勢佐木町 を抜けて，関内駅へ．
ちぐさ賞受賞者には副賞として CD と アナログ・レコード（LP）制作・リリースが付いているのですが，その収録をライヴ・レコーディングで行うという，ちぐさ賞史上初となる試み！
しかも，このライヴ・レコーディングは 中根佑紀さん自身の希望でもあったとの事で，少々，驚きでした．
中根佑紀カルテット（Yuki Nakane Quartet）のメンバーは，テナー・サックスの 中根佑紀さん，ピアノの 野々村大志さん，ベースの 広橋契さん，ドラムの 塚田陽太さん．
因みに，このバンドの結成は，昨年8月だそうです．
この日は，上述のメンバーに加え，サックス奏者で，第8回 ちぐさ賞 の審査員でもあった 中村誠一さんがスペシャル・ゲスト．
開場時間に合わせ Jazz Spot Dolphy へ．
外で受付をし，チケット代：2,500円を支払い，開場時間になって会場内へ．
チケット代は 2,500円ですが，この価格には 3月にリリースされるCDも含まれており，かなりお得です．
開演時間が近付くにつれて，満席状態に．
中根佑紀さんが，早稲田大学の学生であることや，バンド・メンバー全員が同世代ということもあってか，会場内の 7割程度は 20代前半の方でした．
[Afternoon Show]
1st Set は，ちぐさ賞最終審査の時にも演奏された ソニー・ロリンズ（Sonny Rollins）の ”East Broadway Run Down” がオープニングを飾り，ジョー・ヘンダーソン（Joe Henderson）の ”Recorda-Me” が演奏されます．
”East Broadway Run Down” 演奏終了後の MC でも言っていましたが，このバンドで最初にライヴを行った際の 1曲目が ”East Broadway Run Down” で，非常に思い入れのある曲とも言っていました．
ディズニー映画の挿入歌でもあり，ジャズでも比較的演奏される機会も多く，今ではジャズ・スタンダードともなっている ”Someday My Prince Will Come” に続けて，1st Set 最後は，自身のオリジナル曲でもある ”Joeh”．
”Joeh” は，自身が尊敬するジョーと言う二人の方に向けて書いた曲だそうです．
暫しのブレイクを挟んで，スタートした 2nd Set は，自身のオリジナル曲で ”Nightmorning” からスタート．
この ”Nightmorning” は直訳すると 夜朝になるのですが，これは中根家の造語だそうです．未だ夜の明けきらない暗い時間帯（3時－5時頃）を指すのだそうな．
2曲目は，スタンダード中のスタンダードでもある デューク・エリントン（Duke Ellington）の ”Take The 'A' Train”．
スタンダードと言っても，かなりアレンジされていて，最初のピアノ導入部と，時々出てくるテーマ・フレーズがなければ，私的には判りませんでした．
ジーン・デ・ポール（Gene De Paul）の ”You Don't Know What Love Is” を挟んで，最後は，自身オリジナル ”Kansha Shimasu!”（”感謝します”）を，スペシャル・ゲストの 中村 誠一さんを含めて演奏．
演奏終了と同時に，アンコールを望む手拍子が起きて，そのままアンコールへ突入．
アンコールも 中村 誠一さんを含めて，ブルー・ミッチェル（Blue Mitchell）の ”Fungii Mama” を演奏．
ここで終了するかと思いきや，中村 誠一さんがステージを降り，残ったメンバーのみで，自身のオリジナル ”A Letter To Soweone” を演奏し，Afternoon Show を終了．
中村誠一さんとのソロの掛け合いは，スリリングで素晴らしかったです．
その後，総合司会の 鈴木光さんから簡単なインタビューが．
このインタビューの中で，3月にリリース (#)される CDと LPのタイトルは 「 ニュー・カマー / New-Comer 」（仮称）とのことを言っていました．
(#) : 3/11 ちぐさ にて先行発売，
3/16 ディスクユニオン や Amazon にて一斉発売とのこと
その後の，ご本人の投稿によれば，タイトルは
『 New-Comer - A Letter To Someone - 』
だそうです．
Afternoon Show 終了と Evening Show 開場の間は，約 1時間．微妙な時間でしたが，場所が 野毛の近くなので，食事がてら ぴおシティ B2F の 国民酒場じぃえんとるまん へ（笑）
ホッピー・セット（キンミヤ），自家製味噌カツ，きゅうり一本漬，回鍋肉
最後の一杯（笑）
開場時間が近付いたので，再び Jazz Spot Dolphy へ．
[Evening Show]
1st Set は，ソニー・ロリンズ（Sonny Rollins）の ”Oleo” からスタートし，自身のオリジナル曲：”Nasu & Zucchini”（”ナスとズッキーニ”）へと続きます．
この ”Nasu & Zucchini” は，サンバ調の曲でした．
そして デューク・エリントン（Duke Ellington）の ”In a Sentimental Mood”，1st セット同様に最後は ”Joeh” で締め括り，暫しのブレイクへ突入．
ブレイク後の 2nd Set は，”Colorized” からスタートし，フランク・レッサー（Frank Loesser）作の ”I've Never Been In love Before” を演奏．
続けて，Afternoon Show と同じく デューク・エリントン（Duke Ellington）の ”Take The 'A' Train”．
2nd Set 最後は，スペシャル・ゲストでもある 中村 誠一さんを呼び込み，中村誠一さんアレンジの ”Donna Lee” を演奏．
中村 誠一さん曰く 「 変形 Donna Lee 」 とも．
演奏終了と同時に，アンコールを望む手拍子が起きて，そのままアンコールへ突入．
アンコールも 中村 誠一さんを含めて，Afternoon Show 同様に ブルー・ミッチェル（Blue Mitchell）の ”Fungii Mama” を演奏．
その後，中村 誠一さんがステージを降り，自身のバンド・メンバーのみで，自身のオリジナル ”A Letter To Soweone” を演奏し，この日のライヴ・レコーディングを終了．
その後，Afternoon Show 同様に，鈴木光さんからのインタビュー．
今回のライヴ・レコーディングは，2回（Afternoon Show : 14時00分開演，Evening Show : 18時00分開演）で，それぞれの Show が 2 Set づつということで，都合 4 Set の中からベスト・テイクが収録されるのでしょう．
Afternoon Show は，かなり緊張していたようですが，Evening Show も含めて，エネルギッシュで且つパワフルな素晴らしい演奏で，今後も目が離せない存在です．スペシャル・ゲストの 中村誠一さんとのサックスによるソロの掛け合いもスリリングで，非常に興味深く聴かせて頂きました．
3月リリースのアルバムが楽しみです．
[Member]
中根 佑紀 : Tenor Saxophone
野々村 大志 : Piano
広橋 契 : Bass
塚田 陽太 : Drums
[Special Guest]
中村 誠一 : Tenor Saxophone，Soprano Saxophone
[Set List]
[Afternoon Show]
1st Set
01. East Broadway Run Down
02. Recorda-Me
03. Someday My Prince Will Come
04. Joeh (#)
2nd Set
01. Nightmorning (#)
02. Take The 'A' Train
03. You Don't Know What Love Is
04. Kansha Shimasu! (#)
[Encore]
05. Fungii Mama
06. A Letter To Soweone (#)
[Evening Show]
1st Set
01. Oleo
02. Nasu & Zucchini (#)
03. In a Sentimental Mood
04. Joeh (#)
2nd Set
01. Colorized (#)
02. I've Never Been In love Before
03. Take The 'A' Train
04. Donna Lee
[Encore]
05. Fungii Mama
06. A Letter To Soweone (#)
(#) : Original Song
終了後は，伊勢佐木町 を抜けて，関内駅へ．
