ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のオリジナル・メンバーでドラマーの チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)が,8月24日にロンドンの病院で死去(享年80歳)した事が判明し,世界中のロック・ファンに激震が走りました.

 元々,ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) が 9月26日ミズーリ州セント・ルイスはザ・ドーム・アット・アメリカズ・センター(旧エドワード・ジョーンズ・ドーム)を皮切りに行う予定の北米ツアーは,担当医の 「 静養して回復に専念するように 」 との助言に,自身も 「 ちょっとタイミングが悪かった.回復に努力しているが、しばらく時間がかかるとの専門家のアドバイスを受け入れることにした. 」として,参加を取りやめることを8月5日に発表したばかりで,これまでも,度々,病魔や体調不良等に見舞われても,その都度復帰してライヴ等を行っていただけに,世界中のロック・ファンにとって,この訃報は驚きだったに違いありません.

 チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)は,自身がインタビューに 「 今でも自分はジャズ・ドラマーだと思っている。ジャズ・ドラマーがたまたま世界一のロック・バンドに入ってるってことだよ! 」 と語っているように,ロック以上に,ジャズを愛しており,1986年頃よりソロ・ワークとして自らのジャズ・バンドを率いて精力的な活動を展開し,日本にも自身のバンドで何度か来日を果たしています.
 1991年9月にも,自身の好きな チャーリー・パーカー(Charlie Parker)のトリビュート・アルバム 『 From One Charlie (フロム・ワン・チャーリー) 』 のリリースに伴うプロモーションを兼ねて,チャーリー・ワッツ・クインテット(Charlie Watts Quintet)として来日し,9月15日~18日に掛けて青山 スパイラル にてパフォーマンスを行っています.
 この来日では,TV放映向けに 9月18日の昼間帯に浅草の専用スタジオにて行われたパフォーマンスや,そのリハーサル風景およびインタビュー等の収録が行われており,その模様は 2ヵ月後の 11月15日にTV放映されました.

 本商品は,そのTV放映された映像を収録し Uxbridgeレーベルよりリリースされた 『 From One Charlie : Tokyo 1991 (Uxbridge 1503) 』 です.

 ライヴ映像も固定カメラでなく,オフィシャル・クオリティーのプロ・ショット映像でコンプリート収録されており,映像自体も綺麗なので,これは楽しめます.

 メーカー情報では
 『チャーリー・ワッツにとって、前年のストーンズに続いての2年連続の来日となった、アルバム「From One Charlie」に伴う1991年日本ソロツアーは9月15日~18日まで青山スパイラルで行われました。
 内容はチャーリーが1964年に出版した絵本(チャーリーはインタビューで書いたのは1960年と応えています。)をもとに、敬愛するジャズマン「チャーリー・パーカー」のトリビュート盤として制作されたアルバムを、「CHARLIE WATTS QUINTET」としてライヴで再現するもので、曲間ナレーターはバーナード・ファウラーが務めています。当時、ロンドン、ニューヨークなどの主要都市を中心にコンサートが行われましたが、91年9月に日本でのライヴも実現しました。
 本タイトルは、青山スパイラルでのライヴではなく、当時、衛星放送会社が企画収録したライヴを収めており、日時はツアー最終日の9月18日(時間は午前10時から午後4時まで)、浅草の専用スタジオで、実際のコンサートと同じ曲目とステージの展開で収録されたとのことです。
 この映像は11月15日に衛星放送でオンエアされたもの。マニア中のマニアが大切に保存していたマスタービデオをダイレクトにDVDしたもので、画質は極上で、このまま公式にも使用可能な程のクオリティです。チャーリーの1991年の東京でのソロライヴを、これほど綺麗な画質でじっくりと楽しめるのはファンにとって、とても嬉しいことではないでしょうか。
 チャーリーの、ストーンズの叩き方とは違うプレイスタイルがたっぷりと観れるのもファンには堪らないことでしょう。放送されたわけですので、レアということはないはずなのですが、今後、貴重な一本となること間違いありません。大変、良質な一本です。』

From One Charlie : Tokyo 1991 (Uxbridge 1503)
 
 Live At Studio,Asakusa,Tokyo,Japan 18th September 1991
 Broadcast Date: 15th November 1991
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.50min.
 

   01. Introduction
   02. Interviews with Bernard Fowler, Peter King, Brian Lemon, David Green, Gerard Presencer
   03. Interviews with Charlie Watts
   04. Narration #1
   05. Practising, Practising, Just Great
   06. Narration #2
   07. Blackbird - White Chicks
   08. Narration #3
   09. Bluebird
   10. Narration #4
   11. Bound For New York
   12. Narration #5
   13. Terra De Pajaro
   14. Narration #6
   15. Bad Seeds - Rye Drinks
   16. Narration #7
   17. Relaxing At Camarillo
   18. Narration #8
   19. Going, Going, Going, Gone
   20. Narration #9
   21. Outroduction

 Charlie Watts : Drums
 Peter King : Saxophone
 Gerard Presencer : Trumpet
 David Green : Bass
 Brian Lemon : Piano
 Bernard Fowler : Narrator

 
 ※) 映像はアップして貼り付けてみたものの,流石にブロックされた場合は削除しますので,悪しからず.

[参考]
1991 Tour Dates
 September
  15 Spiral Hall, Aoyama, Tokyo, JAPAN
  16 Spiral Hall, Aoyama, Tokyo, JAPAN
  17 Spiral Hall, Aoyama, Tokyo, JAPAN
  18 Studio, Asakusa, Tokyo, JAPAN
  18 Spiral Hall, Aoyama, Tokyo, JAPAN
























#2021-08-27