11月18日(月)は,赤坂にある G's bar にて行われた Saudade de você のライヴへ.

 

 Saudade de você は,ヴォーカルの 佐川明子さん,ピアノの 小場真由美さんが中心となって結成し関西を中心に活動しているバンドで,関東での公演は 2年以上振りだと思います.
 私的には,2016年12月18日の同会場でのライヴ以来なので 3年振りでした.この日はブログで起こしていなかったですね(笑)

 19時00分開場,20時00分開演予定なので,事前に予約しておけば開演時間までに到着すれば良いので比較的楽です.
 そして,この会場は MC(Music Charge)なしの投げ銭制
 ある意味投げ銭制の方が金額が難しい(笑)

 この日のメンバーは体調不良で来られなかったパーカッションの 池田安友子さんを除き前回と同様のメンバー,ヴォーカルの 佐川明子さん,ピアノの 小場真由美さん,ギターの 田村太一さん,ベースの 日下部孝太郎さんに加え,スペシャル・ゲストとしてギターの 小川悦司さんを加えたクインテット編成.
 特に 小川悦司さんのギターは生で初めて聴くので,非常に楽しみにしていました.
 
 東京メトロ千代田線の赤坂駅下車で会場到着は19時40分頃.
 
 地下へ.
 

 受付をして案内された席へ.
 ラッキーにもステージに近い.
 

 定刻になりヴォーカルの 佐川明子さんを除いたメンバーがステージに登場.
 構成的には前回同様に最初はヴォーカルを除いたインストゥルメンタルでの演奏.2曲目から ヴォーカルが加わる構成のようです.

 1st Set のオープニングを飾ったのは 小場真由美さんの師匠とも言っていましたが 安次嶺悟さんのオリジナルで "Neutral"("ナチュラル").
 
 初めて聴きましたが,この曲はピアニストのxxxxさんのオリジナルなんだそうです.
 

 ここでヴォーカルの 佐川明子さんがステージに登場.
 ナット・キング・コール(Nat King Cole)や ナタリー・コール(Natalie Cole)で有名な,ミルトン・デラッグ(Milton Delugg)/ウィリアム・スタイン(William Stein)作の "Orange Colored Sky"("オレンジ・カラード・スカイ")
 
 
 ここで何故かアニメ 『 ルパン三世 』 の 峰不二子のテーマとの事で "Love Squall"("ラヴ・スコール")が演奏されました.
 
 アニメは見ないので,この曲も初めて聴く曲ですが,ルパン三世ということで 大野雄二さんの作曲なんですね.それにしてもライヴで扱う曲のジャンルの広いこと.

 続けて ブルーノ・マルティーノ(Bruno Martino)作の "Estate"("エスターテ")
 
 「 Estate 」はイタリア語で 「 」 を意味しており,少し季節外れ感的なものは否めないものの,私的に好きなこの曲が演奏されたのはラッキーでした.
 この ”Estate” も色々な方が歌うのを聴いていますが,アレンジも異なり各人の表現もあって素晴らしいと思いました.
 
 スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)作の "Until You Come Back To Me"("アンティル・ユー・カム・バック・トゥ・ミー").
 
 因みに 佐川明子さんは,昨年の夏に亡くなった アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)のヴォーカルで知って,スティーヴィー・ワンダーの曲だと知ったのは後からのようです.

 「 田村太一さんが素晴らしいアレンジをした有名な曲でタイトルは皆さん知っていると思う 」 との MC から曲がスタートしました.
 
 導入部からヴォーカルが入るまで一切曲名が分かりませんでした(笑)
 ヴォーカルが入って初めて ビートルズ(The Beatles)の "Yesterday"("イエスタデイ")だと判りましたが,それにしても斬新な素晴らしいアレンジ.

 1st Set 最後は ボサノヴァで "O Pato"("オ・パト").
 
 この曲は初めて聴きましたが,アヒルやカモやガチョウが歌を歌う詩なんですね.詩の中にはサンバも出てきますが,曲調はサンバなのかボサノヴァなのか微妙(笑)
 因みにこの曲の英名は "The Duck"("ザ・ダック"/"あひる")なのですね.

 

 暫しのブレイクを挟んでの 2nd Setは,1st Set と同様にヴォーカルを除いたカルテット編成で,ギターの 小川悦司さんのオリジナルで 2nd アルバム 『 Colors Of Life (カラーズ・オブ・ライフ) 』 に収録されている "Song For Mr. J" からスタート.
 
 曲紹介の MC で言っていましたが "Song For Mr. J" の 「 J 」 とは 「 自身の好きなミュージシャンでもある故 ジョー・サンプル(Joe Sample)の 「 J 」 」 なんだそうです.
 
 
 ここで佐川明子さん登場.
 MC で 「 偶然 」 とも言っていましたが,2曲目も ジョー・サンプル(Joe Sample)繋がりで "One Day I'll Fly Away"("ワン・デイ・アイル・フライ・アウェイ").
 

 続けて ジャルマ・フェヘイラ(Djalma Ferreira)作曲の "Recado Bossa Nova"("リカード・ボサノヴァ").
 この "Recado Bossa Nova" は,少しスロー・テンポでの演奏,ヴォーカルも聴かせる感じで,普段聴いている他のアーティストのものとはイメージが全然違って聴こえました.
 

 4曲目は デューク・エリントン(Duke Ellington)作の "Love You Madly"("ラヴ・ユー・マッドリー"/"君に焦がれて")
 

 MC で 「 みなさん,ブルーノ・マーズって知ってますか? 」 と言った時にはてっきり ”Just The Way You Are”(”ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー”)だと思ったりもしたのですが,『 Doo-Wops & Hooligans 』 収録で NTTドコモの dTV のCMソングに採用された "Talking To The Moon"("トーキング・トゥ・ザ・ムーン")の方でした(笑)
 
 
 曲紹介では 「 この曲では色々と歌詞が出てくるか,一言で言うと ”チェニジア良いとこ一度はおいで” と言っている(笑) 」 とも言っていた "A Night In Tunisia"("ア・ナイト・イン・チェニジア"/"チェニジアの夜")
 

 2nd Set 最後は,フランク・マスカー(Frank Musker)/ドミニク・ブガッティ(Dominic Bugatti)作による シーナ・イーストン(Sheena Easton)のヒット曲:"Modern Girl"("モダン・ガール")で締め括りました.
 
 演奏終了後にお客さんから大きな拍手が起こり,すぐさまアンコールを望む手拍子に変わり,演者側はステージ上に残ったままアンコールへ突入.

 アンコールは ミニー・リパートン(Minnie Riperton)/リチャード・ルドルフ(Richard Rudolph)作の "Loving' You"("ラヴィン・ユー")
 
 久し振りに "Lovin' You" をライヴで聴きましたが,この曲もリリースされて 45年が経つのですね.

 MC やメンバー間での会話もボケとツッコミ的なやりとりも多く,流石 関西のアーティストといった感じで,演奏もさることながら楽しいひと時を過ごさせて頂きました.
 佐川明子さんは 「 腰が重いので中々来れない 」 とも言っていましたが,年に 1度は首都圏でのライヴを切に望みます.

 [Member]
  佐川 明子 : Vocal
  小場 真由美 : Piano
  田村 太一 : Guitar
  日下部 孝太郎 : Bass
  Guest / 小川 悦司 : Guitar
 
 [Set List]
  1st Set
   1. Neutral
   2. Orange Colored Sky
   3. Love Squall
   4. Estate
   5. Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do)
   6. Yesterday
   7. O Pato (The Duck)
 
  2nd Set
   1. Song For Mr. J
   2. One Day I'll Fly Away
   3. Recado Bossa Nova (The Gift)
   4. Love You Madly
   5. Talking To The Moon
   6. A Night In Tunisia
   7. Modern Girl
     [Encore]
   8. Loving' You 
 
[参考]

岩崎恵子コレクション2 with DREAMERS featuring 平賀マリカ



岩崎恵子コレクション with DREAMERS



An Ever-Changing Scene



Colors Of Life



Dear…
(JMCK-2011)



オブリヴィオン
(JMCK-2010)



ラスト・ノート
(ORCD-9011)




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Saudade de vocé @ 赤坂 G's Bar 2015-09-19
 
 

  
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