1976年12月に初来日を果たした Blackmore's Rainbow は,12月2日の東京体育館を皮切りに,12月16日の日本武道館まで,追加公演(:12月16日[昼の部])を含めて,10公演を行っています.
先日,最終公演:1976年12月16日(夜の部)を新たに発掘された新音源:オリジナル・オーディエンス音源を収録し,Rising Arrowレーベルから 『 Budokan 1976 Final Night (Rising Arrow-055) 』 としてリリースされたのは記憶に新しいところですが,商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして,ドラムのコージー・パウエル(:Cozy Powell)が所有していた最終公演のサウンドボード・テープを収録した 『 When Evening Falls:Budokan 1976 Final Show (Gift CDR) 』 が登場.
メーカー情報では
『『RISING ROUGH MIX』と共にRAINBOWブートレッグ最大の衝撃となった名作がオリジナルリリース・バージョンで復刻です。
その“最大の衝撃”とは、『RISING』メンバーの最終公演「1976年12月16日:日本武道館・夜の部」を収めたコージー・テープ。そう、Lagleyレーベルの『WHEN EVENING FALLS』です。
そもそも、この「12月16日・夜の部」は大名盤『ON STAGE』にも一部使用されたわけですが、その後も極上のステレオ・サウンドボードが発掘され続けてきました。
良い機会ですので、ここで一度整理してみましょう。
・SBD#1:公式『ON STAGE』本編の一部
・SBD#2:コージー所有のカセット 【本作】
・SBD#3:『THE END OF RISING』
・SBD#4:『SOUNDBOARD ARCHIVES 1976』の3曲分
・SBD#5:公式『ON STAGE』デラックス・エディションのCD2
以上、5つのサウンドボードが世に現れました。
伝統の『ON STAGE』本編はさておくとして、初めての長尺サウンドボードだったのがコージー・テープの「SBD#2」。本作は、そのオリジナル・リリース仕様のLangley盤を正確に復刻した1本なのです。
とにかく、その衝撃は凄まじいものでした。何しろ『ON STAGE』では聴けなかった「Stargazer」やコージーのドラムソロも含めた長尺ステレオ・サウンドボード。しかも、卓直結で未加工な生々しさも強烈に、“ハードロックの理想郷”とも言うべき名演奏が耳に直接流し込まれるのですから……。実際、そのサウンドはツギハギしまくって整えた『ON STAGE』とはまるで違う。ロニーの声は吐息レベルで歌いかけ、“ドラム缶をひっ叩くような”と形容されたコージーのドラムも耳直結。リッチーに至ってはストラトキャスターのプラグを脳ミソに直接差し込んだようなダイレクト感で迫る。それほどの強烈サウンドで時に囁き、時に爆発する強靱なダイナミズムを描き出す。世に“コージー・テープ”の威力と魅力と衝撃を思い知らせた1本だったのです。
ただ、このコージー・テープは「長尺」ではあっても「完全」ではなく、何カ所かにカットもあった。列挙しますと、冒頭から「Kill The King」まで、「Man On The Silver Mountain」冒頭のLazyイントロ、「Blues」でのテープ反転、ドラムソロのラストから「Still I'm Sad」前半、「Do You Close Your Eyes」の途中から終演まで。Langleyのオリジナル盤(=本作)では、そうしたカットをオーディエンス録音の既発盤『DEFINITIVE LAST NIGHT』で補い、フルショウをシームレスに楽しめるようになっています。
しかし「なぜコージーはカットされたテープを持っていたのか?」「『ON STAGE』のツギハギ編集との関係は?」等々、世界のマニアが謎解きに走る契機ともなった。カットの有無どころか、その理由が気になるほどに、本編サウンドボードの衝撃があまりに凄まじかったのです。
今週、「1978年来日の最終日」の新発掘『BUDOKAN 1978 FINAL NIGHT(Rising Arrow-053)』が登場しました。そして、本作は「1976年来日の最終日」。単に同じ「来日の最終日」、同じ「日本武道館」というだけでなく、新発掘の喜びを思い出して頂きたい。今まで一度も聴いたことのないサウンドと出会う、あのドキドキ感を。そんな想いを込めた、Langley盤のギフト復刻です。本作で出会いのトキメキを思い出し、『BUDOKAN 1978 FINAL NIGHT』で新たな出会いを愉しむ。どうぞ、今週末は“新発掘の虹”を存分にご堪能ください。』
When Evening Falls:Budokan 1976 Final Show (Gift CDR)
Live At Budokan,Tokyo,JAPAN 16th December 1976 Evening Show
STEREO SBD [Original Langley Version]
Taken From The Original Master Cassette (TDK SD:C90) Belonged To Cozy Powell
Disc 1
1. Over The Rainbow
2. Kill The King
3. Mistreated
4. 16th Century Greensleeves
5. Catch The Rainbow
6. Man On The Silver Mountain
7. Blues - Starstruck - Man On The Silver Mountain
TOTAL TIME (62:18)
Disc 2
1. Keyboard Intro.
2. Stargazer
3. Still I'm Sad (incl. Keyboard Solo)
4. Drum Solo (incl. 1812 Overture)
5. Still I'm Sad (Reprise)
6. Do You Close Your Eyes
7. Over The Rainbow
TOTAL TIME (53:44)
Ritchie Blackmore : Guitar
Ronnie James Dio : Vocal
Cozy Powell : Drums
Jimmy Bain : Bass
Tony Carey : Keyboards
Our Thanks And Appreciation Go To The BONDAGE MUSIC,
Who Gave Us Permission To Use Some Parts of Rainbow's "Definitive Last Night" (BON169/170), To Fill In Missing Parts On The Original Tape Of This Live Recording.
Kill The King
Catch The Rainbow
Stargazer
Still I'm Sad (incl. Keyboard Solo)
Drum Solo (incl. 1812 Overture)
[参考]
1976 JAPAN Tour Dates
December
02 Tokyo Taiikukan , Tokyo,JAPAN
05 Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
07 Nagoya-Shi Kokaido,Nagoya,JAPAN
08 Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
09 Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
10 Kyoto Kaikan,Kyoto,JAPAN
13 Kyuden Kinen Kaikan,Fukuoka,JAPAN
14 Hiroshima-Shi Kokaido,Hiroshima,JAPAN
16 Nihon Budokan,Tokyo,JAPAN (Afternoon Show)
16 Nihon Budokan,Tokyo,JAPAN (Evening Show)
[関連記事]
「Budokan 1976 Final Night (Rising Arrow-055)」
「Branded To Kill:40th Anniversary Edition (Rising Arrow-042)」
「A Classic By Definition (Gift CDR)」
「When Evening Falls:Budokan 1976 Final Show (Gift CDR)」
「Osaka 1976 1st Night (Rising Arrow-052)」
「An Evening In December (Calm & Storm 010)」
「Catch The Rainbow (No Label)」
「An Evening In December (Calm & Storm 010)」
「Rising In Hiroshima (Calm & Storm 019)」
「Rising In Nagoya (Calm & Storm 027)」
先日,最終公演:1976年12月16日(夜の部)を新たに発掘された新音源:オリジナル・オーディエンス音源を収録し,Rising Arrowレーベルから 『 Budokan 1976 Final Night (Rising Arrow-055) 』 としてリリースされたのは記憶に新しいところですが,商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして,ドラムのコージー・パウエル(:Cozy Powell)が所有していた最終公演のサウンドボード・テープを収録した 『 When Evening Falls:Budokan 1976 Final Show (Gift CDR) 』 が登場.
メーカー情報では
『『RISING ROUGH MIX』と共にRAINBOWブートレッグ最大の衝撃となった名作がオリジナルリリース・バージョンで復刻です。
その“最大の衝撃”とは、『RISING』メンバーの最終公演「1976年12月16日:日本武道館・夜の部」を収めたコージー・テープ。そう、Lagleyレーベルの『WHEN EVENING FALLS』です。
そもそも、この「12月16日・夜の部」は大名盤『ON STAGE』にも一部使用されたわけですが、その後も極上のステレオ・サウンドボードが発掘され続けてきました。
良い機会ですので、ここで一度整理してみましょう。
・SBD#1:公式『ON STAGE』本編の一部
・SBD#2:コージー所有のカセット 【本作】
・SBD#3:『THE END OF RISING』
・SBD#4:『SOUNDBOARD ARCHIVES 1976』の3曲分
・SBD#5:公式『ON STAGE』デラックス・エディションのCD2
以上、5つのサウンドボードが世に現れました。
伝統の『ON STAGE』本編はさておくとして、初めての長尺サウンドボードだったのがコージー・テープの「SBD#2」。本作は、そのオリジナル・リリース仕様のLangley盤を正確に復刻した1本なのです。
とにかく、その衝撃は凄まじいものでした。何しろ『ON STAGE』では聴けなかった「Stargazer」やコージーのドラムソロも含めた長尺ステレオ・サウンドボード。しかも、卓直結で未加工な生々しさも強烈に、“ハードロックの理想郷”とも言うべき名演奏が耳に直接流し込まれるのですから……。実際、そのサウンドはツギハギしまくって整えた『ON STAGE』とはまるで違う。ロニーの声は吐息レベルで歌いかけ、“ドラム缶をひっ叩くような”と形容されたコージーのドラムも耳直結。リッチーに至ってはストラトキャスターのプラグを脳ミソに直接差し込んだようなダイレクト感で迫る。それほどの強烈サウンドで時に囁き、時に爆発する強靱なダイナミズムを描き出す。世に“コージー・テープ”の威力と魅力と衝撃を思い知らせた1本だったのです。
ただ、このコージー・テープは「長尺」ではあっても「完全」ではなく、何カ所かにカットもあった。列挙しますと、冒頭から「Kill The King」まで、「Man On The Silver Mountain」冒頭のLazyイントロ、「Blues」でのテープ反転、ドラムソロのラストから「Still I'm Sad」前半、「Do You Close Your Eyes」の途中から終演まで。Langleyのオリジナル盤(=本作)では、そうしたカットをオーディエンス録音の既発盤『DEFINITIVE LAST NIGHT』で補い、フルショウをシームレスに楽しめるようになっています。
しかし「なぜコージーはカットされたテープを持っていたのか?」「『ON STAGE』のツギハギ編集との関係は?」等々、世界のマニアが謎解きに走る契機ともなった。カットの有無どころか、その理由が気になるほどに、本編サウンドボードの衝撃があまりに凄まじかったのです。
今週、「1978年来日の最終日」の新発掘『BUDOKAN 1978 FINAL NIGHT(Rising Arrow-053)』が登場しました。そして、本作は「1976年来日の最終日」。単に同じ「来日の最終日」、同じ「日本武道館」というだけでなく、新発掘の喜びを思い出して頂きたい。今まで一度も聴いたことのないサウンドと出会う、あのドキドキ感を。そんな想いを込めた、Langley盤のギフト復刻です。本作で出会いのトキメキを思い出し、『BUDOKAN 1978 FINAL NIGHT』で新たな出会いを愉しむ。どうぞ、今週末は“新発掘の虹”を存分にご堪能ください。』
When Evening Falls:Budokan 1976 Final Show (Gift CDR)
Live At Budokan,Tokyo,JAPAN 16th December 1976 Evening Show
STEREO SBD [Original Langley Version]
Taken From The Original Master Cassette (TDK SD:C90) Belonged To Cozy Powell
Disc 1
1. Over The Rainbow
2. Kill The King
3. Mistreated
4. 16th Century Greensleeves
5. Catch The Rainbow
6. Man On The Silver Mountain
7. Blues - Starstruck - Man On The Silver Mountain
TOTAL TIME (62:18)
Disc 2
1. Keyboard Intro.
2. Stargazer
3. Still I'm Sad (incl. Keyboard Solo)
4. Drum Solo (incl. 1812 Overture)
5. Still I'm Sad (Reprise)
6. Do You Close Your Eyes
7. Over The Rainbow
TOTAL TIME (53:44)
Ritchie Blackmore : Guitar
Ronnie James Dio : Vocal
Cozy Powell : Drums
Jimmy Bain : Bass
Tony Carey : Keyboards
Our Thanks And Appreciation Go To The BONDAGE MUSIC,
Who Gave Us Permission To Use Some Parts of Rainbow's "Definitive Last Night" (BON169/170), To Fill In Missing Parts On The Original Tape Of This Live Recording.
Kill The King
Catch The Rainbow
Stargazer
Still I'm Sad (incl. Keyboard Solo)
Drum Solo (incl. 1812 Overture)
[参考]
1976 JAPAN Tour Dates
December
02 Tokyo Taiikukan , Tokyo,JAPAN
05 Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
07 Nagoya-Shi Kokaido,Nagoya,JAPAN
08 Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
09 Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
10 Kyoto Kaikan,Kyoto,JAPAN
13 Kyuden Kinen Kaikan,Fukuoka,JAPAN
14 Hiroshima-Shi Kokaido,Hiroshima,JAPAN
16 Nihon Budokan,Tokyo,JAPAN (Afternoon Show)
16 Nihon Budokan,Tokyo,JAPAN (Evening Show)
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「Branded To Kill:40th Anniversary Edition (Rising Arrow-042)」
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「Osaka 1976 1st Night (Rising Arrow-052)」
「An Evening In December (Calm & Storm 010)」
「Catch The Rainbow (No Label)」
「An Evening In December (Calm & Storm 010)」
「Rising In Hiroshima (Calm & Storm 019)」
「Rising In Nagoya (Calm & Storm 027)」