11月3日(火/祝)は,吉祥寺 Rock Joint GB で行なわれた Yuka & Chronoship の 『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記) レコ発ワンマン LIVE』 に参戦.

 

 1st アルバム 『Water Reincarnation』,2nd アルバム 『Dino Rocket Oxygen』 は,フランスの Musea Recordsレーベルから発売され,今回の 3rd アルバムは,英国の Cherry Red Recordsレーベルから,9月25日(金)にワールド・ワイドで発売され,10月28日(水)に発売された日本特別盤はラーナーノーツや,ミニ・ポスター等を同梱.

 今回は,日本特別盤のリリースに合わせた形で,お客さんが来やすいように,祝日である11月3日(火),しかも遠方からのお客さんも考慮して早い開演時間を設定したライブでした.

 既に,7月14日(火),8月30日(日)のライブで,当時リリース前だった 『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)』 より,"Birth Of The Earth","E = c#m","Galileo Ⅱ - Copernican Theory" は演奏されているのですが,今回はレコ発ライブと言う事で,3rd アルバムの曲を多めに披露するでしょうから,その辺も,かなり期待しての参戦でした.

 当日は,17時00分開場,18時00分開演でしたが,開場前から,ライブ会場(B1F)へ下りる階段には,4列の列ができる程,かなりのお客さんが並んでいました.

 
 

 定刻通りの開場.
 B1Fに降りて,受付を済まし,フロアに入ります.
 

 ドリンクをドリンク・チケットと引き換えに注文し,開演を待ちます.
 

 18時00分にバンド側のスタッフより注意事項のアナウンスがあり,それから少しして照明が落ちました.

 約10分遅れで,メンバーがステージ上に登場.

 何と,1曲目は,以外にも通常のライブでは終盤かアンコールで演奏される 1st アルバム 『Water Reincarnation』 収録の "Kiribati" からスタートし,同じく 1st アルバム収録の "Chronoship","Hector - the Huge Thunderstorm Complex" と,続けて 3曲演奏.

 

 

 「こんばんは.
 「何時もだったら,さよなら とここで言うところなんですけども,エンディングで何時も演る曲を初っ端から演ってしまって,力が入らないようにと気を付けていたつもりですが,何気に力が入ってしまって,色々ありますけども...
         ::
 「約1年間ライブの方を休んで,その機会に 3rd アルバムを製作していた訳ですが,無事アルバムがリリースされた.今までフランスから,2枚出しており,特に1枚目の時は,デビュー・アルバムと言う事もあり,メンバー全員で記念すべき日と言う事で,リリース日を気にして,その日に集中していたところ,実はリリース日よりも前に発売されていて,全然実感が無かった.2枚目も同様だったんですが,今回は英国盤のリリース日:9月25日に取材があり,初めてメンバー揃って,リリース日を迎えられ,日本盤発売日:10月28日も disk union の企画でサイン会があり,メンバー全員揃って,初めてちゃんとお祝いができた.
         ::
 「今日はレコ発ライブと言う事で,3枚目から演奏する訳ですけども,今回,初めて演奏する曲が,ガンガンでますので,勉強されて来た方は,色んなところが,直ぐ判るかも知れませんが,長い耳で聴いて頂ければと思います.
 「では,第三惑星年代記の世界へ参ります.

 

 4曲目~は,いよいよ 3rd アルバム 『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)』 の曲が演奏されます.

 

 4曲目~7曲目は,アルバムの 1曲目~ 4曲目に収録されている "Birth of the Earth - Collision","Stone Age","Galileo I - and Yet It Moves (E Pur Si Muove)","Galileo II - Copernican Theory" を 4曲演奏.

 

 8曲目の "Age of Steam" では,ギターとキーボードの掛け合いの後,Deep Purple の "Speed King" のギターとハモンドのユニゾン1でのメロディーを思わせるようなフレーズも飛び出しました.(多分,意識しての演奏でしょうね.それに続く部分も "Speed King" そのもの.)

 一旦,演奏を中断して,ステージ前にスクリーンが,降ろされます.

 そして, 9月11日(金)にコレクターズ限定で行なわれた 『「The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)」 試聴会』 でも披露された,9月4日,5日にイタリアのヴェルーノ(:Veruno)で開催された 『2 Days Prog + 1 In Veruno』 フェスに行った際のスナップ写真を,約30分程度,田口俊さん,船越由香さん,宮澤崇さんの MC と一緒に,スライド・ショー的に映し出しました.

 宿泊したところは,アイーダ(: Aida)を作曲した,ジュゼッペ・ヴェルディ(:Giuseppe Fortunino Francesco Verdi)さんが住んでいた所を改造したところで,ピアノもジュゼッペ・ヴェルディさんが実際に使用していたものがあり,由佳さんがそれを弾いた事.(でも調律ができていないかった.)

 リハーサルがトラブル続きで,キーボード・スタンドもボックスを依頼したのに,Xスタンドだった事.(Xスタンドだと由佳さんの足が当たってしまうので弾き難い)

 リハーサルではキーボードがフルートの音しか出なくて焦った事.

 自分達の事をコバイア星人と言ったり,歌詞もコバイア語で歌っていたりするフランスのプログレ・バンド:マグマ(:MAGMA)の事を,プログレ界の小倉優子とも言っていましたが,その マグマ(:MAGMA)が,当日のヘッド・ライナーで,セッティングを変えずに,他のバンドはそのセッティングを避けてセッティングしてくれとの事だったようで,セッティングが何時もと逆で非常に演り辛かった事.(通常であれば,ヘッドライナーであっても,バンドの転回の際に,セッティングも全て行う.)

 実際の演奏時に,由佳さんの MC は全部イタリア語で行った事.

 あのリハーサルで,70分の素晴らしいステージを演り遂げた事に.田口さん自身も関心していました.

  『2 Days Prog + 1 In Verunoのステージの模様
  Dance with Dinosaurs ~ Ruler of the Earth
  
  Chronoship
  
  Cutting Gravity
  
  Beyond the Fence
  
  Gallileo Ⅱ- Copernican Theory
  
  Birth of the Earth - Embrionic Planet ~ E = c#m
  
  Kiribati
  


 また成田で由佳さんがユーロに代えて来ます.と言って代えて来たのが,ドルだったり.(笑)
 石畳が素敵な町並みで,ライブの前に由佳さんがスマート・フォンを落として画面が割れてしまうトラブルがあったとの事ですが,1回目,2回目の珍道中の海外遠征に比べると,今回はトラブル等が少なかったようです.

 最後にお世話になった人との別れの際に,由佳さんが "ふるさと" を歌って,感謝を示したとの事.

 そしてスクリーンが上げられ,ステージ上で演奏が再開されます.
 ここから後半のスタート.

 3rd アルバムの 7曲目,11曲目に収録されている "Wright Flyer 1903","I Am Thee (Awakening of Cloneroid)" を,2曲続けて演奏.

 

 この 2曲は,ベースをE♭のチューニング(:半音下げ)にしているので,次の曲を演奏する前に田口さんが再チューニング.
 リハーサルの際には,再チューニングする事を忘れて弾いている事もあったそうです.(笑)

 そしてアルバムの10曲目とラストに収録されている "E = c#m","Birth of the Earth - Embryonic Planet" と 2曲続けて演奏.

 

 ここで 3rd アルバム 『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)』 の紹介.

 

 ちなみにジャケットのデザインを含め,アルバムのアートワークを担当した 小田ひで次さんも,当日いらっしゃっていました.

 小田ひで次さんを探す由佳さん
 

 そして12月27日(日)に 吉祥寺 SILVER ELEPHANT で行うライブ告知.
 実は が初めてライブをしたのは SILVER ELEPHANT で,次回は,もっともっとほのぼのとしたライブにするとの事.

 「では,早いですが,最後の曲になります.
 「えぇーー
 「はい,お決まり有難うございます.(笑)
 「今日は本当に有難うございました.

 本編最後は,2nd アルバム 『Dino Rocket Oxygen』 収録で,定番の "Dance With Dinosaurs" ,そしてシームレスに続いた "Ruler Of The Earth" で締めました.

 お客さんのアンコールを望む大きな手拍子に,先ずステージ上に船越由佳さんが登場し,その後,メンバーを一人ずつ紹介し,紹介されたメンバーがステージ上に登場.

 アンコールに応えて 2nd アルバム 『Dino Rocket Oxygen』 から "Beyond The Fence" と "Cutting Gravity" が,シームレスに繋がった形で演奏されました.

 

 全演奏が終了し,森山泰さんによる記念撮影
 

 最後は全員で感謝の意を込めて.
 

 終演は,20時50前後.

 途中のスナップ写真のスライド・ショーの時は,お客さんも含めリラックスして,まったり状態でしたが,前後の演奏は,緊張感のある,本当に素晴らしい演奏で,堪能しました.

 [Set List]
  1. Kiribati
  2. Chronoship
  3. Hector - the Huge Thunderstorm Complex
  4. Birth of the Earth - Collision (#)
  5. Stone Age (#)
  6. Galileo I - and Yet It Moves (E Pur Si Muove) (#)
  7. Galileo II - Copernican Theory (#)
  8. Age of Steam (#)
    [イタリア遠征時の凱旋報告 & スライド・ショウ]
  9. Wright Flyer 1903 (#)
  10. I Am Thee (Awakening of Cloneroid) (#)
  11. E = c#m (#)
  12. Birth of the Earth - Embryonic Planet (#)
  13. Dance With Dinosaurs
  14. Ruler Of The Earth
    [Encore]
  15. Beyond The Fence
  16. Cutting Gravity

 (#) : 3rd アルバム
     『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)
     からの曲.

 [Yuka & Chronoship]
  船越 由佳 : Keyborad,Vocal
  田口 俊  : Bass,Chorus
  宮澤 崇  : Guitar,Chorus
  田中 一光 : Drums

 次回は,12月27日(日) 吉祥寺 SILVER ELEPHANT での,ワンマン・ライブ 『Yuka & Chronoship 2015 YEAR END LIVE』.
 

[参考]
 2 Days Prog + 1 In Veruno での Set List
  1. Dance with Dinosaur
  2. Ruler of the Earth
  3. Chronoship
  4. Cutting Gravity
  5. Beyond the Fence
  6. Gallileo Ⅱ- Copernican Theory
  7. Birth of the Earth - Embrionic Planet
  8. E = c#m
  9. Kiribati


 以下,Amazon より
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商品の説明
 内容紹介
 Yuka & Chronoship は2009年の結成時からプログレッシヴ・ロックというものに拘り、それが誕生した地イギリスを意識した作品創りを常に心掛けてきたバンドである。アートワークにロジャー・ディーンを起用し発表したセカンド・アルバムにて足掛かりを作る事に成功。
 幾つかの海外のフェスに参加した事で多くのファンを獲得。口コミも含め知名度やセールス的にも大きな注目を浴びる中、積極的な海外プロモーションが功を奏し、遂にイギリスデビューを果たした。
 イギリスのレーベルから全世界へ向けリアル・タイムで新作がリリースされるという、かつて日本のバンドが成し得なかった“ある意味"初と言える作品である。

 そして...バンドが最も重要視していたサード・アルバム「The 3rd Planetary Chronicles(第三惑星年代記)」が完成!
 アルバムは原点となった楽曲「ガリレオ2(地動説) Galileo II – Copernican Theory」を元に根底となるテーマが生まれた。永い月日を要しながらも 試行錯誤を重ねた結果、完全なトータル・コンセプト・アルバムにまで昇華、高いハードルであったセカンド・アルバムの呪縛をいとも簡単にクリアしたのだ。

 海外メディアからも「これまでにリリースしたアルバムをはるかに超える傑作」というレビューが出る程の注目作品であり、ここにバンドの新たな代表作が生まれたと宣言できる素晴らしい内容だ。

  1. バース・オブ・ジ・アース(衝突) Birth of the Earth - Collision
  2. ストーン・エイジ Stone Age
  3. ガリレオ1(異端審問) Galileo I - And Yet It Moves ( E Pur Si Muove )
  4. ガリレオ2(地動説) Galileo II – Copernican Theory
  5. バース・オブ・ジ・アース(合体) Birth of the Earth - Merger
  6. エイジ・オブ・スチーム Age of Steam (I. Pastoral Garden / II. Machine City)
  7. ライトフライヤー1903 Wright Flyer 1903
  8. オン・ザ・レイディオ On the Radio
  9. バース・オブ・ジ・アース(マグマ・オーシャン) Birth of the Earth - Magma Ocean
  10. E=c#m E = c♯m
  11. アイ・アム・ジー(我は汝) I am Thee ( Awakening of Cloneroid )
  12. バース・オブ・ジ・アース(エンブリオニック・プラネット) Birth of the Earth - Embryonic Planet

メディア掲載レビューほか
 念願のイギリスデビュー・アルバムが遂に完成!サード・アルバムにちなみ、“第三惑星(地球)”に起こった人類の歴史の中で、科学的、技術的革命をテーマにした壮大なコンセプト・アルバム。 (C)RS

アーティストについて
 船越由佳 : Piano, Keyboards, Vocal,Chorus & Composition
 田口 俊 : Bass, Keyboards & Chorus
 宮澤 崇 : Guitars, Programing & Mix
 田中一光 : Drums
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3rd Planetary Chronicles (Album Trailer)
 


 Dino Rocket Oxygen (Album Trailer)
 

 
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