9月11日(金)は,四谷 SOUND CREEK Doppo にて開催された Yuka & Chronoship の 3rd アルバム 『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)』 試聴会に参戦.

 このアルバムは,英国の Cherry Red Records レーベルから,9月25日(金)にワールド・ワイドで発売されるので,発売 2週間前の試聴会.

 元々 3rd アルバムは,英国デビューを飾る記念すべきアルバムとして,クラウドファンディング・プラットフォームである MotionGalley 経由で,3月16日~5月25日まで 『Yuka & Chronoshipの記念すべきイギリスデビューアルバムを一緒に作りませんか!』 として支援が募られ,そこに支援した方(:コレクター)を対象として行なわれた試聴会で,募集時には決まっていなかった事から,参加者も限られた状況で行なわれました.

 18時30分開場,19時00分スタートと言う時間設定でしたが,当日は遅めの夏休みを取得していたので,この時間設定でも問題無く開場時間には,会場である SOUND CREEK Doppo に行く事ができました.

 

 階段を下りて会場に入ると,ステージには,ロジャー・ディーン(:Roger Dean)さんがデザインした Yuka & Chronoship のフラッグが掲げられ,メンバーの 4人の椅子.

 

 話はそれますが,ロジャー・ディーン(:Roger Dean)さんの娘さんである,フレイヤ・ディーン(:Freyja Dean)さんは,日本に短期滞在しており,8月7日(金)~9月4日(金)まで コートヤードHIROO(広尾) で個展を行なっていました.
 私は,最終日に観に行ったのですが,構図とか,配色とかは,やはり御父様の影響を受けているのを,まざまざと感じました.

 席の上には,そこにはアンケート用紙,フライヤーと 3rd Album のフロント・ジャケのステッカーが!
 
 当日配布されたフライヤー
 
 
 定刻通りに,プレゼンター(:Mitsukoさん)とメンバーがステージ上に登場.

 プレゼンターによるメンバー 4人の紹介.
 今日はメンバーもドリンク,アルコールを飲みながら,リラックスしているので,皆さまも心置きなく,お楽しみくださいとの事.

 確かに田中一光さん,始まる前から飲んでいたなぁ.(笑)

 バンドを代表して 船越由佳さんの挨拶.

 田口俊さんはライブと異なり,対面で座っているので恥ずかしいとも言ってました.(笑)

 3rd Album の 1~ 4曲目: "Birth of the Earth - Collision","Stone Age","Galileo I - And Yet It Moves ( E Pur Si Muove )","Galileo II – Copernican Theory" を流します.

 田口さん「演奏しないって何て楽なんだろう.
 
 ここで,各メンバーにアルバムに関して話をして貰う事に. 

 

 宮澤崇さん
  個人的に 2枚目は作り込み過ぎた感があったので,今回はもう少しラフと言うかシンプルな感じで作ってみた.シンプルにそのままをミックスするつもりでやってみた.
  プログレは色々な要素が入っていて大変.フルアルバムはミックスするもんじゃない.(笑)

 田中一光さん
  1枚目がデビューアルバムで自己紹介的なものを出したとして,全曲ではないが,ライブで新曲を披露しつつ,ここをああしよう,こうしようと変更しつつ,2枚目を作っていった感じがあるが,3枚目は全てが新曲.
  3枚目はバンドとしては大切に扱われるもので,絶対何とかしなきゃというのはあった.
  今回は,1枚目,2枚目に比較してバンドっぽさがより伝わるアルバムで,ある意味ライブ感のあるアルバム となっている.

 田口俊さん
  2枚目が凄く良い出来だと思っていて,今までは曲があったものをレコーディングしたが,3枚目作るといった時に,既にイギリス・デビューが決まっていたが "Galileo II – Copernican Theory"(地動説) 以外,何も曲が無くて,全曲出来上がるまで非常にプレッシャーと恐怖感があった.
  3枚目を作ってみて,暫く経ってから「2枚目は超えた」という実感があった.

船越由佳さん
  変な話,1枚目,2枚目,3枚目は特に関係なく,何を作りたいか,何がリリースできるかなと考えており,田口さんの心配は考えていなかった.
  イメージが沸いてしまうと早いので,途中からエンジンがかかり,アルバムのイメージに沿った自分の音符の繋ぎ方が出来たと思っている.
  
 続けて 5~ 7曲目: "Birth of the Earth - Merger","Age of Steam ( I. Pastoral Garden / II. Machine City )","Wright Flyer 1903"

 ここで,前週 9月4日,5日にイタリアのヴェルーノ(:Veruno)で開催された 『2 Days Prog + 1 In Veruno』 への出演含めて遠征した際のスナップ写真,その撮影された際のコメントを田口俊さんを中心として話します.

 

 カメラマンの 森山泰さん
 

 ステージ横のスクリーンにスナップ写真が映し出されます.
 
 
 

 ちなみに宿泊したところは,アイーダ(: Aida)を作曲した,ジュゼッペ・ヴェルディ(:Giuseppe Fortunino Francesco Verdi)が住んでいた所を改造したところで,スナップ写真で,由佳さんが弾いているピアノが,当時ヴェルディが使用していたものだそうです.
 触って良いのかと思ったそうですが,どんどん弾いてくれとの事で,弾いたそうですが,調律がくるっていたそうな.(笑)

 

 バークレイ・ジェームズ・ハーヴェスト(:Barclay James Harvest)との集合写真
 

 今回は,前回,前々回と異なり珍道中という事でも無く,ワインを飲んで,食べて,突然演奏して,突然終わったというような感じだったが,小さいトラブルはあったようで,成田で由佳さんがユーロに代えてきますと言って代えて来たのが,ドルだったり.(笑)
 石が素敵な町並みで,ライブの前に由佳さんがスマート・フォンを落として画面が割れてしまい,それがリハーサルの前で不吉な予感がしたとの事.リハーサルではメロトロンがフルートの音しか出なくて焦った事.

 

 ここでアルバム製作に携わった 4名の方の紹介.

 レコーディング・エンジニアの 小野寺さん
 

 マスタリング・エンジニアの 小池光夫さん
 

 デザイナーの 三橋かずこさん
 

 アルバムのアートワークを担当した 小田ひで次さん
 
   

 続けて最後の 8~12曲目: "On the Radio","Birth of the Earth - Magma Ocean","E = c♯m","I am Thee ( Awakening of Cloneroid )","Birth of the Earth - Embryonic Planet"

 ここでお客さんの感想.
 数名の方が感想を述べましたが,歩きながら聴けない,何度も何度も聴きたい 等,やはり全員が「素晴らしい」との感想でした.

 由佳さんがコレクターの皆さん,エンジニア等,関わってくれた皆さんに感謝の言葉を述べ,最後にプレゼンターのMitsukoさん終会にあたり
 「最後に大切なお知らせをお伝えします.」
 「イギリスでの発売が 9月25日.2週間後に迫ってきました.
 先ほどから皆さんの感想を聞いていると,繰り返し聞きたいなぁ,何度も何度も聞きたいなぁ,と言うお声を聞いています.頭の中にぐるぐるとオン・エアーされていると思うんですけど,特別にイギリスから取り寄せました...皆さまに今日はお渡しいたします.」
 「パッケージのままお渡ししますので,封を切って頂いて,その後,メンバー一人一人でサインさせて頂きます.」

 そして,何と,ラッキーな事に,海外でも未だ発売されていない 3rd アルバム 『The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)』 が,参加者全員に配布され,且つ,配布後,メンバーのサインを貰えました.
 
 当日配布された
 The 3rd Planetary Chronicles (第三惑星年代記)
 

 サインを行うメンバーの皆さん
 

 元々コレクターにはサイン入りが配布される予定でしたが,一足早い配布に嬉しいサプライズ.

 

 


 最後は,メンバーと参加者全員での記念撮影で幕を閉じました.

 


 Yuka & Chronoship
 船越 由佳 : Piano, Keyboards, Vocal,Chorus & Composition
 田口 俊 : Bass, Keyboards & Chorus
 宮澤 崇 : Guitars, Programing & Mix
 田中 一光 : Drums

[参考]
  『2 Days Prog + 1 In Verunoのステージの模様
  Dance with Dinosaurs ~ Ruler of the Earth
  
  Chronoship
  
  Cutting Gravity
  
  Beyond the Fence
  
  Gallileo Ⅱ- Copernican Theory
  
  Birth of the Earth - Embrionic Planet ~ E = c#m
  
  Kiribati
  

The 3rd Planetary Chronicles     (第三惑星年代記)



 3rd Planetary Chronicles (Album Trailer)
 

Dino Rocket Oxygen



 Dino Rocket Oxygen (Album Trailer)
 

Water Reincarnation



 Water Reincarnation (Album Trailer)
 
 
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