こんにちは、ROSAです。
ご覧いただきありがとうございます。
真っ赤っ赤の皮膚で産まれてからずっとほぼ全身のアトピー性皮膚炎です。
小さい頃の治療のことは覚えてませんが、標準治療や食事制限、漢方だったと聞いています。
私はどんな治療をしても効果がない落ちこぼれでした...。
自分を責め続けながら、苦しみながら、37年間、様々な治療法を渡り歩いてきました。
ここに載せる治療法はその一部ですが、私のように上手くいかずに自分を責めている方に「あなただけじゃない」と伝えたい。そして、ブログで体験を「話す」ことで、自分の苦しかった闘病の思い出を、自分からもそろそろ「離して」いきたいと思っています。
あくまでも、一患者個人の視点からの治療法ブログだということをご了承ください。
よろしくお願いいたします。(*^_^*)

アトピー治療記 目次→こちらから


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1992年(小学5年生)に脱ステロイドし、自宅で温泉療法(日本オムバス)をしていました。私が自分の生活のなかで「主体的に」治療を始めたのは、小学5年の温泉療法でした。1日2時間以上の温泉療法。ご飯、勉強など自宅ですることは、全てお風呂でやっていました。一緒に脱ステロイドした5つ下の弟は温泉療法でかなり改善しましたが、私は一向によくなりませんでした。
高校1年夏前に悪化し、温泉療法での治療にこれ以上の期待が持てず、ステロイド治療に戻るため土佐清水病院へ入院することになりました。



土佐清水病院(1997年~2006年)
 
ー1度目の入院  1997年(高校1年生)
○治療法
1、軟膏治療
ステロイド基剤+自然生薬のオリジナル軟膏にグリテールパスタという臭いのする軟膏を重ね塗り
 皮膚の状態がよくなると薬のランク(ステロイドの入ってる量でランク分けがある)を下げていく
 
2、SOD様食品(活性酸素除去)、ルイボスティー粉末(抗酸化作用のあるお茶の粉末)を健康食品会社から購入
 
3、サンドバス
 遠赤外線効果のある石が敷き詰められたお風呂に入浴
 石を購入し、自宅でも布の袋に入れて患部に当てていた
    サンドバス詳細→サンドバス


4、食事制限
 和食中心
 チョコレート、ラーメンなど食べてはいけないものは結構あったが、それまでの自宅でしていた食事制限よりはるかに緩くなった
 小麦は高校になるまで食べれなかったので、粟や稗でできたケーキやパスタを食べてました。(ジョコビッチよりも早いグルテンフリー!(笑))
 
 
高知県の土佐清水病院近くの民宿が入院施設になっていて、女性専用の民宿に1か月弱泊まりました。
それまで周りにアトピーの人がいなく、初めてアトピーの話が出来る人たちと知り合え、楽しい入院生活でした。退院後も手紙や電話などで連絡を取り合っていました。
 
退院したら、学校の友人たちが私のあまりの変わりようにびっくりしてました。
アトピーはきれいになったけど、SOD様食品のせいで、顔中にニキビが多発し、高校時代はニキビに悩む日々…。最終的にSODをやめ、スキンケアでニキビは治しました。アトピーは何回か悪化し、自宅で臭い軟膏を塗ったりサンドバスでの手当でしのいでました。


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 ー2度目の入院  2000年(浪人中)

大学受験間近の秋終わりに1週間ぐらいでどんどん悪化し、あっという間に寝たきりになりました。診察に行くもすぐに入院に。年末年始は土佐清水病院で過ごしました。退院したのはセンター試験1週間前…センター試験失敗で国公立は行けず、私立大学に行くことになりました。
(余談:偶然3年前の1度目の入院で出会った九州出身の方と再会!さらに、その方はその後大学で私が入ったサークルの後輩のいとこだった!珍しい苗字だったので判明しました。世間は狭いーーー!)
 
2度目の入院をするときに、1度目の入院時に出会った方たちに連絡しました。
土佐清水の治療を続けている人は、半分ぐらいに減っていました。
継続が難しい1番の理由は、「費用」だとみんな言ってました。軟膏も飲み薬も。
薬の臭いもきついと・・・
入院は1回するとおそらく50万くまらい。軟膏も、50gぐらいのものが、数千円しました。一生続けていける治療法ではありませんでした。
 
2度目は、近くに出来た入院施設の1人部屋に1か月ほど入院しました。
治療は1度目の入院時と変わらず、サンドバスに入って汗をかき、軟膏を2重に塗って包帯でグルグル巻きにされて終了。
1度目の入院時よりも強い軟膏からスタートでした。
知り合った人たちと情報交換しつつ、どんどん強い薬が出来ているらしいよ?という言葉に怖くなっていきました。

「土佐清水病院の軟膏を使うと、最終的にはステロイドを使わなくていい状態になる」ということで、全国から高い費用を払って患者はやって来ます。けど、結局は何度も入院を繰り返す人が多かったのもあって、その頃から訴訟問題も多々起こっていました。しかも、ここの軟膏を使ってた人は、薬を止めてもリバウンドがしぶとく長期間かかるということも耳にしました。

1度目の入院ほど楽しい思い出もなく、友達を作る気にもなれず、静かに退院しました。大学生活が始まり、何度か悪化しては実家に帰り臭い薬を塗って対処しつつも、割と人並みに恋愛やお洒落、サークル活動もでき、楽しい大学生活を送れました。