椎名誠著「哀愁の町に霧が降るのだ」全2巻を読み終えました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240615/19/wz7-myung/dc/69/j/o0997067915451856959.jpg?caw=800)
椎名さん37歳のとき。
椎名さん、その友人たちの少年~青年期のお話を描いた作品。
高校生から始まり、大学生あるいはサラリーマンになって数年くらいまでのことが描かれています。
特に格安アパートで親しい友人たちと共同生活をされていたのですが、その時期の騒動なんかがメインとなっています。
若かりし頃を変に美化することなく、ときに馬鹿馬鹿しく、それでもときには甘酸っぱく描かれています。
この若かりし頃の思い出というテーマの作品は人気が出たのでしょう、シリーズ的に続編が執筆されています。
椎名さんが出版社に勤めていた時代を描いた「新橋烏森口青春篇」は1988年NHKで連続TVドラマ化されました。
椎名さんを緒形直人さんが演じていました。
ドラマもなかなか面白かったです。