アルバムのお話。


タイトル Cookin' with the Miles Davis quintet

ミュージシャン The Miles Davis quintet

発表 1957年



ジャズ・トランペット奏者のマイルス・デイヴィス氏は1956年5月11日、10月26日にアルバム4枚分のセッション録音を一気に行いました。

これは後にマラソン・セッションと呼ばれるようになりました。

そのマラソン・セッションからのアルバム第1弾が「Cookin'」。


有名なところでは「My funny valentine」



この頃のマイルス・デイヴィス氏の演奏はある種のジャズ典型の形ともなっているバップ・スタイル。
曲のテーマをかなでたあとに各パートの即興演奏合戦を途中にはさむスタイルですね。

レコード会社移籍が既に決まっていたデイヴィス氏。
しかし契約したアルバム数に達していません。
それならば、と契約枚数分を一気に録音しよう、というのがマラソン・セッションの理由だそうな。

布陣は
トランペット マイルス・デイヴィス
テナー・サックス ジョン・コルトレーン
ピアノ レッド・ガーランド
ベース ポール・チェンバース
ドラム フィリー・ジョー・ジョーンズ

マラソン・セッションを思い立ったデイヴィス氏も凄いのですが、それにしっかりとついていく共演陣もビッグネームばかりなのでありました。