12インチシングルのお話。

タイトル Election day
ミュージシャン Arcadia
発表 1985年


デュラン・デュランの
ボーカル サイモン・ル・ボン
キーボード ニック・ローズ
ドラム ロジャー・テイラー
によるサイドプロジェクトがArcadia。
その1stシングル「Election day」の12インチ盤です。

Arcadiaとその1stにして唯一のアルバムは過去に記事にしています。↓


この12インチシングルは「Election day」のリミックスをA面に、7インチシングル・エディットとそのカップリング曲をB面に収録。

「Election day」リミックス



このサイドプロジェクト以降、デュラン・デュラン本体は作品の勢いが落ちてきています。
解散の危機も囁かれました。

サイドプロジェクトにはもう1つ、
ベース ジョン・テイラー
ギター アンディ・テイラー
による「The power station」が同時期に進行。
どちらのプロジェクトも好セールスを記録したので、余計に分裂、解散がまことしやかに囁かれました。

デュラン・デュランの耽美的な部分をこのArcadiaが、骨太なロックサウンドの部分をThe power stationが表現する形となりました。

結果論として、デュラン・デュランは息を吹き返しました。
再生後のデュラン・デュランの作品を聴くと、持ち味である耽美的な部分と骨太な部分の匙加減がうまくいくようになったのだと思います。
もしかしたらこれらのサイドプロジェクトで自分達の良いところ、得意なところを再発見できたからかもしれません。

この12インチシングルは中学生のときにリアルタイムで購入したものです。
実家に帰省したおりに、当時買ったレコードが捨てられずに残っていたので、持って帰りました。
40年前のレコードですが、保存状態もよく、音質も良好。
もしかしたらCDよりも品質維持期間は長いのかも。