アルバムのお話。
タイトル Self portrait
ミュージシャン Bob Dylan
発表 1970年
時期的には「Nashville skyline」の次の作品にあたり、カントリー、フォークなどトラディショナル・ミュージック色が強い作風が比較的強かった時期です。
またディラン氏のそれまでのダミ声風の歌唱法と「Nashville skyline」で聴かれた澄んだ歌声とが混在しているのが特徴かと思います。
「Days of '49」
これはロック色があり、慣れ親しんだディラン氏の歌声の曲です。
「Blue moon」
これはきれいな歌声の方ですね。
「Boxer」
これは澄み声ディランとダミ声ディランの独りデュエットという面白い発想の曲。
大半が他のミュージシャンの作品ということです。
トラディショナルな作風が多いように感じるのは、そういうところもあるのでしょう。
大ヒットシングルというのはないようですが、アルバムの評価は高く、全米4位、全英1位を獲得しております。