アルバムのお話。


タイトル Rust never sleeps

ミュージシャン Neil Young and Crazy horse

発表 1979年


カナダのシンガーソングライター、ニール・ヤング氏がクレイジー・ホースを率いての作品。
バンドを率いての作品ですが、レコードで言えばA面にあたる5曲はアコースティック・サウンド。
ヤング氏のソロ演奏と思われます。

My My,Hey Hey(Out of the blue)

A面冒頭の曲。
曲の後に歓声が入っているのでライブ録音と思われます。

Hey Hey,My My(Into the black)

B面のラストの曲。
A面冒頭の曲のエレクトリック・バンド・アレンジです。

発表された1979年はパンク、ポストパンク、ニューウェーヴといったサウンドが隆盛だった時期。
解説によればヤング氏もそういった新しいサウンドには興味があり、自分でも手掛けてみようという意図があったとのこと。
この「Hey Hey,My My」のギターの音はかなり粗削りだと思いますが、それは意図的だったのではないかと思います。
パンクの系統のローファイな音を敢えて表現したのではないでしょうか。

すでにトップミュージシャンの地位にいたヤング氏ですが、新しい要素にも果敢に挑戦した作品ではないかと思います。