アルバムのお話。


タイトル The seventh one

ミュージシャン TOTO

発表 1988年



タイトル通り、TOTOの7thアルバム。

ボーカリストが流動的なこの時期のTOTO。

この作品でボーカリストを務めたのは前作に引き続きジョセフ・ウィリアムス。

スターウォーズなどの音楽を手掛けたジョン・ウィリアムス氏のご子息です。

このアルバムをもってボーカリストの務めを終えたジョセフ・ウィリアムス氏ですが、TOTO再結成のときにはボーカリストとして迎えられるなど、メンバーの信頼は大きかったようです。


シングル曲は

「Pamela」


これは何度か紹介してます。
日本では自動車のCMソングに採用されました。

「Stop loving you」


この記事を書くにあたりwikipediaでチャートアクションを調べましたら、この作品は全米64位と奮わず。
その一方で日本のオリコンチャートでは3位を獲得と、日本では相変わらずの強さを見せたTOTOでありました。

達人揃いのバンドですから演奏は堅実。
耳に心地よいサウンドがかえって物足りなさを感じさせたのかもしれません。
グランジとかオルタナティブとか、結構ノイジーなサウンドが台頭してきた時期だと思います。
ゆえに大人しいサウンドに思われたのでしょうか。
達人揃いですからバキバキにテクニックを前面に出すこともできたでしょうが、それではTOTOではなくなるような気がします。
日本人としてはこれはこれで良い作品だと思います。