スティーヴン・ハンター著「極大射程」全2巻を読み終えました。
ベトナム戦争に従軍し、作戦中の負傷で退役した元アメリカ海兵隊の凄腕狙撃兵ボブ・リー・スワガー。
退役後は山奥でひっそりと暮らしていた。
そのスワガーの前にセキュリティ・コンサルタント会社を名乗る人物が現れ、会社が新しく開発したライフルの弾薬のテストを依頼する。
また元狙撃兵の視点で演説を行う予定の米国大統領狙撃阻止のために狙撃リスクのある地点を実地検証することも依頼される。
そうするとリスクの検証通りに狙撃事件が発生し、演説に参加していた要人が射殺される。
依頼を受けたスワガーの射撃した弾丸、現地に赴いての行動記録などが証拠にでっち上げられ、あろうことか大統領狙撃事件の容疑者にされてしまう。
事件の真相とスワガーをはめた組織の謀略とは何か?
謀略の仕上げとしてスワガー抹殺を目論む組織と、スワガーの対決の行方は?
というサスペンス小説。
この作品はマーク・ウォールバーグ氏が主役のスワガーを演じて映画化されました。
ストーリーは原作とはやや細部で異なる点はあるものの、陰謀にはめられたスワガーがはめられて戦いを挑む大筋は一緒です。
なかなかストイックなサスペンスで面白かったので原作を読んでみることにしました。