アルバムのお話。


タイトル The organization of pop:30 years of Zang Tuum Tumb

ミュージシャン Various artists

発表 2014年


音楽プロデューサー、トレヴァー・ホーン主宰の音楽レーベルZTTに所属するミュージシャンの楽曲を集めたオムニバス・アルバム。

ZTTといえば、Frankie goes to Hollywood、Art of noise、Propagandaなんかが所属していました。
かなり尖ったというか仕掛けというかで80年代に話題になったレーベルです。
挙げた以外にも色々とミュージシャンが所属してきました。

「Two tribes」Frankie goes to Hollywood

米ソ冷戦時代の80年代。
反戦の歌詞にのせてレーガン大統領のそっくりさんと、チェルネンコ書記長のそっくりさんが取っ組み合いの争いを行うこのビデオはぶっ飛んでましたな。
放送禁止の放送局もあったように記憶しています。

「Moments in love」Art of noise

最新の電子楽器をふんだんに使ったちょっと不思議な感じのするエレクトロニクス・ミュージックを標榜していた音楽集団。
日本ではMr.マリック氏の登場テーマ「Legs」を作った集団といえば通りは良いでしょうか。

「Kiss from a rose」Seal

実験的、前衛的だけではなく、素直な楽曲もあり。
洗練された都会的なソウルミュージックを得意とするSeal氏。
この「Kiss from a rose」は映画「バットマン・フォーエバー」のテーマになりました。

かなり尖ったセールス戦略が批判の的にもなることがあったZTTレーベルですが、80~90年代のUKポップシーンで存在感を放ったのは事実です。