４月２５日に発刊しました。
「こころの進化の６つの階段」
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さて、「こころの進化の６つの階段」には、
宗教の話が出てきますね。
日本では宗教の話をすることはほとんどないと言っていいと思います。
神社やお寺にはお参りしますが、そこで何を教えているかにはまったく興味がなく、
ただ「合格しますように」とか「今年も無事に過ごせますように」などの
お祈りをするだけなのが、普通の日本人。
でも、海外ではそうではなく、
驚きの言葉でさえ、「オーマイガーッ」「ジーザス…」ですから、
神様は日常なのです。
私も一度、アメリカで十字のデザインのペンダントをしていたら、
「あなたはクリスチャンなの？！」と
ユダヤ教の人に言われましたね。
いや、ただのデザインですから…。
この本で出てくるギアナにとっても、宗教は日常です。
彼女がつきあったさまざまな人が、
それぞれ異なる宗教を持っていたというのも、日本人には想像できない
おもしろい点だと思います。
「こころの進化の６つの階段」で言っているのは、
「宗教は、それぞれのこころの発達段階で必要なもの」
ということです。
つまり、一つの発達段階を長くやり、
次に行きたいけど、行けない…
というときに、宗教が役立ちます。
ボスザルをやっていたけどあきらめざるを得ないならば、
ユダヤ教が役立つでしょうし、
チンピラザルをあきらめなければならないときには、
キリスト教が役立ちます。
これは、歴史上で見るとわかりやすいですが、
本で述べているように、歴史上にあるものは、
私たちの個人の発達段階にあるものなので、
自分自身にも当てはまると言うわけです。
私の場合、
高校生のときにはキリスト教に心が引かれました。
それはどんな時期だったかと言うと、
オイルショックあり、
三菱重工爆破事件があり、
という時代でした。
ＴＡＷを学んだかたはおわかりだと思いますが、
つまり、外側に暴力的なものを見ると、
（＝深層意識に押し込むと）
自分の中の暴力性が消えて、
良い人になりたがる、という時期だったんですね。
（上級のどらえもんゲームを思い出してください）
このように、
人間の発達の段階において、
まだ未成熟なときには、
宗教の考え方は役立つのです。
しかし、成長が十分にできたら、
それらにしがみつくことは逆にマイナスになりますから、
適当な時期に手放さないといけません。
ところが、
手放すことができないということがあります。
それは、
「辞めると言ったら、みんなにどう思われるか…」
とか、
「ＳＮＳで悪口を言われないか…」
などと恐れるからなんですね。
こうなったら、宗教の意味がなくなり、
やくざ組織と変わりません。
（本人が勝手に恐れているだけなんですが）
これは、
宗教の教えとは無関係で、
実は自分の心の奥にある、「信じ込み、決めたこと」という
制限がひっかかっているのです。
「こころの進化の６つの階段」でいうところの、
自分が勝手に決めた「法」ですね。
この法を解除すれば、
あっさりと辞められて、次にいけますよ。
宗教に限らず、
いろいろな心理的な結びつきを作り出す組織において、
この制限がひっかかってきます。
もちろん、自分ではわかりませんから、
「ある組織をやめたいけど、やめるのが怖い」
というかたは、
ぜひフラクタル心理カウンセラーにご相談くださいね。
みなさんからの質問をお待ちしております。
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