「世界はフラクタル。現象は相似形でできているってどういうこと? その2」の続きです。
1回目はこちら。
2回目はこちら。
1.「自分の仕事でないものを押し付けられている」
2.「自分が、人に仕事を押し付けている」
というシーンをさがすのがポイントでしたね。
相似形のできごとをみつけなればいけません。
1.の「押し付けられている」と似たシーンは…
たとえばこんなかんじです。
・娘がすべき家庭科の宿題を押し付けられている。
2.の「押し付けている」シーンはどうでしょう。
・自分がすべき家族のお弁当づくりを、姑に押し付けている。
・物置の片付けを夫に押し付けている。
まず、しなければいけないのは、
自分が「押し付けている」ほうをやめることです。
受け身のほうは、能動のほうをやめると、消えるのです。
しかし、もし、受け身のほうを、
「これはあの人の仕事だけど、わたしがやってあげなきゃ」と
むしろ引き受けるのが良いことだと思っていたら、どうでしょう。
せっかく能動のほうをやめても、
人が自分の仕事を押し付けるのを許す態度があると、
会社で自分が仕事を押し付けられる現象を
解除することができません。
だから、人が甘えないようにするのは、
自分が甘えないことと、
人を甘えさせる態度を取らないことです。
しかし、まだこれだけではたりません。
フラクタルというのは、もっと広い意味があるのです。
つづきはまた次回。
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