タイムトライアルを迎えます。
練習走行はトップと1秒近い差がありました。マシンの様子を伺いながらだったので、伸びの余地はありそうです。ただ、もうプッシュしていかないときびしいことを伝えます。
トップから0.5秒落ちのペースで進んでいきます。タイヤが温まってきて、みんなタイムを更新していきます。Wも25秒台に入りそうなところまでいきますが、そこから伸ばせず26.096。
5分間、と伝えるんじゃなくて、10周くらいだから少しずつプッシュして9周目10周目は限界域でプッシュして、みたいに伝えるのがよかったかな。

予選ヒートです。8台中6番手スタート。
スタート前、タイヤをチェックすると、エッジが使えていません。タイヤ圧をもっと下げます。
スタートが少し鈍く、1コーナーで後ろのマシンと絡む形になってしまいました。中井のスタート直後の1,2コーナーは判断時間もスペースもない、だけど、周りの配置を把握して1台分空けて2コーナーでしっかり前を確保することができたら、理想的です。
その後も前後にマシンがいる、たぶんWには難しい状況で、2コーナーで前の子に詰まったところを後の子にインを取られてポジションダウンです。こういった複雑な中での走り方をまだ説明できていません、徐々に理解を深めていくようにしないといけません。決勝に向けては、ここだけパッチ的に説明しました。
全体的には、前に詰まっていたものの、ペースは良く、タイヤも使えています。タイヤ圧がタイムトライアルの時より合っているようです。だからこそ、タイムトライアル前のミスが悔やまれます。

いよいよ決勝ヒートです。クラス分けがあり、後ろのBグループ、8台中5番手スタートとなりました。
レース前、いつもやってる、スタート位置を確認してのシュミレーション、を行いました。色んなパターンを想定しますが、今回はそれが功を奏します。2コーナーでインを取られても、3コーナーでまたインを取れるから諦めない、でした。
その通りになりました。スタートして、前の子と並ぶように1コーナーを抜け、2コーナーでインを取られましたが、3コーナーで前の子がたぶんさらに前の子に詰まったようす、そこを入りました。成功も経験できたことは、これからの大きな糧になりそうです。
そこから全15周、2〜6位が集団となって、Wはその真ん中にいます。心配だらけです。アウトから仕掛けて後ろの子にインを狙われています。でも、この一週間、コーナーで先を行かれた後にその子にぴったり付く、を練習していました。結局、抜きも抜かれもせずでしたが、いい経験になったと思います。それに、練習よりもマシンの間隔が無く走れました。

結果、Bグループ4位。
外れエンジンを引いてしまった子もいて、イコールコンディションではないですが、立派なものと思います。
地道に一歩一歩速く上手くなることの重要性を再認識しました。そして、それは子供との楽しい活動でもありました。