香道さろん 有斐斎弘道館 | 京都のザザエさん徒然日記

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体験してみたかった香道へいって参りましたキョロキョロ 
お茶でいう茶かぶき、競茶のような組香をいたしました。おねがい

香道は茶の湯の一二三のお茶お遊びで経験したことはありますが
本格的なものは初めての体験びっくり

500年の歴史をもつ志野流のお家元直々のさろんでした。キラキラ

組香は
今日は杜若香音符
香名は 一霞の空
    二恋衣 
    三八千代

ただ、香りを聞き分けるだけが、香道ではなく
和歌と絡めて、掛詞のようや雅なお遊びラブラブ
今日は業平の和歌にからめて

からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
たびをしぞを思う

頭文字を読むとか·き·つ·ば·たルンルン
折句 になってます。
旅をしている業平が三河の、八つ橋に着いたとき
杜若が咲いていて、その美しさに故郷の妻を思い
謳った和歌ルンルン


サンプルが二香回ってきたあとに、三種を聞き分けて
和紙に記します。
三種のうち一つは聞香していない香りで三と記し、
和歌の三段めの つましあれば(妻しあれば) と三の横に記し
業平の妻を思う気持ちを聞香します。ラブラブ
なんと、雅なのでしょうねキラキラキラキラキラキラ


いよいよ香炉が回ってきました。
業平の気持ちになって…照れ
お鼻が、香になれてないのでなかなか違いがわかりませんてしたが
なんと満点!! 叶  思いが叶う
ちなみに零点は 無  思いが叶わ無い

なかなかの洗練された優雅な世界キラキラ

香道の全く違う価値観、世界を垣間見たよい時間でしたラブ
香木もたいへん高価なものですし、なかなか体験できない貴重なお時間でした。

次は7月七夕
どんな季節感と和歌と雅な時間か楽しみですラブラブ  
和歌についてもお勉強が広がります。卒業証書  

着物の文様に橋と杜若が描かれますが、
この句がその背景にあるのですね。
八ツ橋と杜若 素敵ですおねがいキラキラ
伊勢物語にも繋がりましたルンルン









こちらの弘道館は江戸時代、皆川棋園 により学問所として建立された施設。
一時は取り壊しになりかけたところ有志により現存することができたところです。
こんなにお庭も綺麗にお手入れされ、素敵な貴重なところでの豊かな時間は大切にしたいですね。ラブ 







桜の次は 藤の花
葵祭の季節ですね。
斎王代のお人形ラブラブ