虐待死の事件が報道される度に児童相談所は叩かれています。

今回の10歳の女の子の虐待死の件も毎日のように報道されています。

 

記事のコメント欄を見ると、

「児童相談所は無能」

「何故一時保護を解除した?」

「もっと長いこと保護すべき」

「所詮お役所仕事」

等々言いたい放題言われています。

 

そもそも児童相談所は虐待の専門機関って訳ではないので有能ではないんですよ。

育児等の悩みを相談する機関ですよね。

と言うか虐待に関して有能ってどんな人を指すのか?

 

一時保護の解除だって、親が反省をしたふりをしてたりしたら分からないんですよね。

実際毎日監視しているわけでもなく、1週間に一度会うとか、そんな程度で親がどう変わったかなんて分からないでしょ。

色んなケースがあるんですが、いちいち保護期間を長くしていたら児童相談所の数も、そこで働く人間の数も全然足りません。

今ですら完全人員不足です。

 

虐待死が起こることは許されることではないんですが、矛先を児童相談所に向けるのは違うと思います。

向けるなら虐待した親に向けるべき。

 

100%とは言いませんが、ほとんどの児童相談所担当は頑張っていると思います。

私は望まない一時保護をされた側の人間なんで、児童相談所を好きになることはないです。

それでも接したからこそ分かるんですが、そこまで否定されるのもどうかと思います。

 

善人気取りでコメント出してる何も知らない芸能人とか、見てて腹が立ちました。

センセーショナルに報道するメディアもどうなんでしょうね。

数字になるのかな?

 

個人的な感想ですが、虐待死は報道されたところで減るもんじゃないでしょうね。