9月までの間違いやすいポイント・数学
間違いやすいポイントがどの科目にもあります。
この間違いやすいポイントをクリアできているかが
「できる」「できない」に関係してきます。
9月までの学習したところまでの数学の計算において間違いやすいポイントを挙げてみます。
小学で学習した基本的な四則計算はできているとします。
間違いやすいポイント①
正負の数の計算が確実になっていない。
-3+5=-8 としてしまう間違い。
-6-4=-2 としてしまう間違い。
この関係の計算ができていたり、間違っていたりと不確実になっていると問題です。
不確実のままでいるとケアレスミスをする要因となります。
間違いやすいポイント②
方程式の計算で移項が正しくされない。
等式の計算では加減は移項すると符号が変わります。
その符号を変えないというミスがあります。
乗除の移項では
2a=6
a=3 となります。
これは簡単に答えが求められます。
しかし、6a=2 の答えも
a=3 としてしまう間違いが多くあります。
計算過程をしっかり書くようにしていればこの間違いはありません。
前述の 2a=6 も
次に a=
そして a=3
としっかり計算過程を書くようにしていれば
6a=2の答えを間違えることが少なくなります。
6a=2 も
次に a=
そして a=
と正しい答えが求められます。
間違いやすいポイント③
aを求める計算では
a=3 のようにaを左辺に書きます。
aが右辺にあると間違いが多くなります。
2=6a
このように右辺にaがあると
a=3 と答えてしまう確率が多くなります。
求めるaが右辺にある場合は
aだけを左辺に移項して計算すると符号のミスが多くなります。
間違いを少なくするためには
aがある右辺と左辺を辺ごと変えます。
aがある右辺をそのままの状態で左辺に、左辺をそのまま右辺におきかえます。
そのまま左辺と右辺を入れかえても等式は変わりません。
これを等式の性質といいます。
3=5+4a
左辺と右辺を入れかえます。
5+4a=3
この状態にしてa について計算します。
4a=-2
a=
a=-
このように計算すれば間違いやすいポイントをクリアできます。
中学2年生の1次関数の直線の式を求めるときこの計算の間違いが多くみられます。
1次関数の式 y=ax+b に
(5, 3), b=-2 を代入して
a を求める場合
式に与えられた数値を代入すると
3=5a-2
この計算をすることになります。
このとき左辺と右辺を入れかえます。
5a-2=3
このようにしてaについて計算をします。
求める文字a, bなどを左辺にして計算をすることが間違いを少なくします。
間違いを少なくするために式が一つ増えます。
それを面倒だからとしないで間違えるより
式を書く癖をつけることが確実な計算につながります。
2025/09/02
