中学1年生が数学において夏休みにすべきこと。
中学1年生が夏休みまでに中学で学習したことは期間で言うと正味3ヶ月間位しかありません。
学習内容も正負の数、文字式についてです。
どちらも計算重視となります。
ですから夏休みに中学生になってから学習したことでつまずいているところを見つけて、できるようにしておくことは他の学年と比べれば楽です。
しかも、つまずいているところは多くがマイナス関係になります。
正負の数の加減が確実にできているかがポイントとなります。
この計算が確実になっていれば、多くの場合は小学の計算力が関係してくることになります。
小学生においての計算力がしっかりできていることは必要です。
中学では小学生で学習した計算のうち分数の計算ができているということが重要になります。
小数、けた数の多い数の計算はそれほど重視する必要はありません。
つまり、分数の計算ができていればよい。
ということになります。
ですから、分数の計算ができていなければ夏休みにできるようにしておく必要はあります。
中学1年生が夏休みにすべきことは正負の数の加減の計算を確実にすることです。
この計算が確実にできるようになっていないことが数学のつまずきのひとつになります。
特に間違いやすい計算では
のように間違えてしまいます。
正解は
-3+5=+2、-8-5=-13
このような間違いはなくしておかなければなりません。
これらの計算はこれからの数学の計算すべてに関係してきます。
このような間違いをなくすためには正負の加減計算を繰り返して行うことが必要となります。
繰り返して計算を行うと、この計算の間違いが少なくなり、この計算ができるようなります。
ところが注意しなければなりません。
同じ計算なのに文字が横についている文字式の計算になると途端に間違ってしまうことがあります。
今までできていたと思った計算ができなくなってしまったりします。
-6X+2X=-8X
というような間違いをしてしまいます。
正負の数の計算ではできていたはずなのに間違えてしまいます。
文字式の計算になるとまた新しい計算だと頭の中で思ってしまうのかもしれません。
そのようなことも考慮して夏休みは間違えやすいところをチェックする。
できているところもチェックする。
チェックしてできていないところをできるようにする。
細かい単元で対処できるのが中学1年生の夏休みです。
2024/07/03
