算数ができなくても数学はできる。
でも、
当然、算数ができると数学もできる。
ただ、算数はできるが数学ができない。
ということがある。
算数において、
たとえば、かけ算の学習をしている。
計算力がついて、かけ算の計算ができるようになる。
計算ができるようになると、応用問題。
文章問題を解くことになる。
でも、かけ算の学習をしているので文章問題はかけ算の問題になっている。
だから、かけ算の式から問題を解く。
すると、正解。
答えは合っている。
文章問題の内容は分からなくても、答えは合っている。
答えは合っているので、その問題はできたことになる。
できた。
と思ってしまう。
そこが注意しなければならないところ。
文章問題を考えて解いたわけではない。
ただ、かけ算の式だろうと思って解いただけ。
その場合、問題を解いたことにはならない。
ただ、かけ算ができただけ。
実力テストで文章問題が解けない。
文章問題を解くのに式が分からない。
かけ算なのか、わり算なのか、たし算、ひき算なのかが分からない。
このようになってしまう。
普段のテストはできている。
だけど、実力テストはできない。
ということになる。
これは算数ができるが数学はできないということにつながる。
このようにならないためには、
文章問題を考えて解くようにしなければならない。
文章問題の内容を理解して、どのような式になるかを考えて解く。
これが必要になる。
これが数学への道になる。
ただ、小学生は答えを重視する傾向がある。
途中の過程はどうでもよい。
答えが合っていればよい。
その意識のままでは数学はむずかしい。
となってしまう。
小学校の算数において数学ができるようにするには、
文章問題の内容を理解して式をしっかりと考えて作る。
ということを習慣にしなければならない。
そのことが数学ができるということにつながる。
2023/10/17
