今年も2階の屋根の軒下に、鳥が巣を作り始めたようだ。
ガサゴソ、ピーチク、うるさい。
非常に困っている。迷惑だ。
ツバメが巣を作るなら、縁起が良いということで、皆ツバメの巣は守っている。
ツバメは害虫を食べる益鳥として、また、人通りの多い家の軒先に巣をつくるので、商売繁盛の象徴として大切にされている。
友人の歯科医の玄関の軒下にも、毎年ツバメが巣を作っている。
「ツバメの巣あり注意」なんて張り紙がしてある。
東名のサービスエリアにもトイレの軒下に、やはりツバメが巣を作っていた。
これも「頭上注意」なんて張り紙がされていた。
やはり、ツバメは守られているようだ。
ツバメなら糞のことを考えると躊躇するが、やはり歓迎ということだろう。
春になると、鳥たちの姿が映像で流される。
ピーチク、ひな鳥が餌を欲しがっている姿や、親がくちばしでひな鳥に餌を与えている姿などだ。
映像は微笑ましい、親子愛を感じさせるような作りになっている。
特に親の子への愛情が見てとれる。
子が成長しなければ種が途絶えてしまう。
そんな切実な思いも見られる。
何年か前に東京でカルガモの親子が、よちよち歩いて引っ越しをしている姿を見たことがある。
これもまたよくテレビなどで引っ越しの様子がニュースになっている。
それを実際に目の当たりにして、驚きと共に感動をした。
なんか有名人を見た時と同じような感覚になった。
親鳥の後をひな鳥が7羽くらいよちよちと一生懸命に歩いている。
その姿は人間社会にも当てはまる。
親は子供に愛情をそそぐ。
子供には分からないかもしれないけれど。
子供は親の愛情に包まれている。
自分は、そんな子供達を教えている。
それは肝に銘じておかなければならない。