新高校1年生に関しては、入試に合格して高校に入学してきた生徒の集まりですので、大半が自分と同レベルの学力を持った生徒と考えてよいことになります。
つまり、小学生からスライドして中学生になった新中学1年生と違って、新高校1年生は学力においてはスタートラインがほぼ同じと考えられます。
このことは、高校生になってからの勉強によって上位になったり、下位になったりするということを意味します。
つまり、高校生になってからの勉強が重要になります。
そのことは十分分かっているのですが、現状では意気込みはあるのですが、実行がともなわないのが実状です。
高校生になると中学生の時よりも自主性が重んじられますので、自分のやる気次第で勉強するかしないかが決まってきます。
その結果、自分からはなかなか勉強できないのが現状となります。
その中で、勉強することができれば中学の時よりも成績は上がりやすくなります。
過去に高校生になっても当塾に通っていたA高校にギリギリで入学できたとされる生徒に夏休みに成績を聞いたことがあります。
その時の答えは、入学した時は確かに下位の方だったけれども、今は中位だという返事を聞いてびっくりした経験があります。
この生徒は自分が下位の方で入学しているという認識を持っていたので、高校の勉強をしっかりやった結果がそのまま成績に表れたのだと思います。
その逆にB高校も入れるレベルの生徒が受験勉強をしたくないからと言って、一つランクを落としてC高校に入学した生徒がいます。
この生徒は高校に入った時は上位でしたが、夏休みを過ぎた頃には中の下位になってしまっていました。
勉強したくないからと言ってランクを下げて高校に入っても、高校に入ってからも勉強しないと、実力はあっても成績は残念ながら下がっていってしまいます。
つまり、高校の成績は高校に入ってからの勉強量に比例することを自覚しておくべきです。