日曜日に東京国立近代美術館で開催されている上村松園展に行きました。
チケットを買うのに並んで40分という混みようでした。
以前、ここにゴッホ展を見に来た時もひどく混んでいたのを思い出しました。
当然、中も混んでいて入り口付近の絵は人だかりがすごくて、ほとんどちゃんと見えない状態です。
絵画展はだいたい入り口付近は、入場した人がまだ見る気満々なので、混んでいるのは仕方がないのです。
中盤になったら、絵も見れる状態になるだろうと思っていたけど、考えが甘かった。
どこへ行っても人だかりで、じっくりとは見ることができません。
本当はゆっくり鑑賞したいものです。
絵画については、日本画なので、女性の髪の毛1本1本が繊細に描かれていてきれいだということ、着物、帯など、とても鮮やかで美しいということに感動しました。
中でも、「序の舞」は今回の目玉作品であるのですが、すごかった。
以前、静岡県の版画家で大好きな牧野宗則さんと話しをした時に、「大きな作品は体力、気力が充実していないとできない。」と言われたのを思い出しました。
「序の舞」は畳1畳の大きさはある大作で、その迫力には圧倒されます。
この作品は上村松園さんが61歳の時の作品で、きっとこれが描けたということは、この時期はすごく充実していた頃なのだろうと思いました。
絵を見たり、音楽を聴いたり、映画を見たり、本を読んだりすると、気分が高揚して気持ちがいい。
ということを再確認した日でした。