総合病院にて | 小川村塾ブログ

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小・中学生・高校生のための学習塾 [小川村塾]
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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 今日、市の総合病院に私用で行ってきました。
 病院には、高齢者が多く見られました。
 車椅子に座っていたり、杖を使ったりした高齢の方が、多く診察に来ていました。

 病院ですから、体のどこかの具合が悪くて、診てもらうために来ているのですから、老人が多くて当たり前ということになります。
 これが、若者が多くては、逆にどうしたんだ、ということになってしまいます。

 ただ、病院にいる多くの高齢者の方を見ると、世の中が高齢者のためになっているだろうか、と疑問を感じます。
 自分達は高齢者のことを考えているのだろうか。
 高齢者を邪魔者扱いにしていないだろうか。
 と自らに問う必要があります。

 地方では、東京と違い交通機関が発達していません。
 バスや電車は1時間に数本しか走っていません。
 そのためか、その走っているバスを見ると、空気を運んでいる状態です。

 地方では、車がないと行動できません。
 ちょっとした買い物をするのでも、車で出かけます。
 しかし、高齢者になると、車の運転も大変になってきます。
 それでも、車に乗らないようにして、バスや電車を使うようにするということができません。

 買い物したい所へバスや電車が行かない、本数が少ないなどの理由で、バスや電車は使えません。
 すると、タクシーを使うしか方法がなくなります。 
 でも、たとえば、自宅から今回行った病院まで往復すると、5,000円弱かかります。
 1回にそんなにお金がかかるのに、何回もタクシーを使用することはできません。

 つまり、体が不自由になってしまうと、高齢者はなかなか行動ができなくなってしまうのが現状です。
 これから、ますます高齢化社会になるというのに、この現状は将来に不安を感じるだけです。
 
 高齢者が住みやすい社会にすることが言われていますが、真剣に、そのことを考えたことがありません。
 でも、真剣に考えなければならない状態になっています。