今日、市の総合病院に私用で行ってきました。
病院には、高齢者が多く見られました。
車椅子に座っていたり、杖を使ったりした高齢の方が、多く診察に来ていました。
病院ですから、体のどこかの具合が悪くて、診てもらうために来ているのですから、老人が多くて当たり前ということになります。
これが、若者が多くては、逆にどうしたんだ、ということになってしまいます。
ただ、病院にいる多くの高齢者の方を見ると、世の中が高齢者のためになっているだろうか、と疑問を感じます。
自分達は高齢者のことを考えているのだろうか。
高齢者を邪魔者扱いにしていないだろうか。
と自らに問う必要があります。
地方では、東京と違い交通機関が発達していません。
バスや電車は1時間に数本しか走っていません。
そのためか、その走っているバスを見ると、空気を運んでいる状態です。
地方では、車がないと行動できません。
ちょっとした買い物をするのでも、車で出かけます。
しかし、高齢者になると、車の運転も大変になってきます。
それでも、車に乗らないようにして、バスや電車を使うようにするということができません。
買い物したい所へバスや電車が行かない、本数が少ないなどの理由で、バスや電車は使えません。
すると、タクシーを使うしか方法がなくなります。
でも、たとえば、自宅から今回行った病院まで往復すると、5,000円弱かかります。
1回にそんなにお金がかかるのに、何回もタクシーを使用することはできません。
つまり、体が不自由になってしまうと、高齢者はなかなか行動ができなくなってしまうのが現状です。
これから、ますます高齢化社会になるというのに、この現状は将来に不安を感じるだけです。
高齢者が住みやすい社会にすることが言われていますが、真剣に、そのことを考えたことがありません。
でも、真剣に考えなければならない状態になっています。