京大入試問題ネット事件 | 小川村塾ブログ

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 京都大学の入試問題流出ネット事件について、テレビなど見ていないので、どんなことになっているのか分からないのですが、今の状況での感想を書きます。

 まず、今回の事件に関係した受験生がいるかどうかは、答案用紙に書かれた解答を見て、ネットの回答と照合すれば、ある程度分かるのではないかと思います。
 もう、当然しているはずですので、その辺は発表があるでしょう。

 以下、シロウト考えで、疑問に思うことを書かせてもらいます。

 国立大学受験はセンター試験結果によって、受験が可能か決まることになっています。
 しっかりしたデータが今、手元にはないのですが、東大、京大クラスでは、センター試験結果が合計点の9割近く取っていなければ受験できないのでは、ないのでしょうか。

 今回、試験場に問題を流出した受験生がいたとすると、センター試験で、このような高得点を取った受験生となります。

 センター試験結果が9割位の点数は、早稲田、慶應大学がセンター試験だけの結果で、合格できるくらいの点になります。(慶應大学はセンター試験併願受験となりますが)

 そのようなセンター試験で高得点を取ることができるような受験生が、今回のようなことをするとは考えられません。

 センター試験で高得点を取れる受験生は、がんばって受験勉強をしてきたはずですから、あえて今回のようなリスクを負うとは考えられないのです。

 そう考えると、ある程度の学力を持った愉快犯か、もしくはビジネスとしている組織犯罪になるのではないのでしょうか。
 裏ビジネスとして、今までもあったのかもしれません。
 そうなると、入試問題を流出した犯人を見つけることは難しいかもしれません。
 ここからは、ネットや隠し撮り、犯罪組織に詳しい専門家の人達に任せます。

 今回、私立大学と国立大学を受験した学生に聞くと、トイレに行くことについては国立大学は、それほど厳しくないようです。
 私立大学を受験した時はトイレについては、ほとんど行けないような感じがあったけれど、国立大学では、試験開始前に20分経ったなら、トイレに行きたい人は手を挙げれば行けることを言われたようです。

 国立大学は、1科目の試験時間が2時間と長く、問題も暗記問題より論文形式なので、トイレに行って不正をすることはあまり考えられないわけです。

 トイレに行ったりしていると、解答の論文を書く時間がなくなってしまいます。
 ただでさえ、時間がなくて解答を書くのに、あせっているのですから、よほどの状態でない限り、トイレには行かないのです。

 そのような点から、試験最中にトイレに行くことは、受験生にとってはプラスにはなりません。
 そのような状態で、トイレに行くと目立ちます。
 そんな、目立つことを流出関係者はするでしょうか。
 ですから、トイレに行って、何かするというのは考えられません。
 
 まず、基本的に受験生ならば、試験の最中に監督官の目を盗んで、今回のようなカンニングを、大事な試験最中にできるのでしょうか。
 その点も疑問です。

 今回の行為は、受験して合格を目指している受験生のすることとは考えられません。
 ただ、リスクが少なく、解答を得ることができるならば、解答は得たいと考える人はいるでしょう。
 理性が働かなくなってしまうのも、受験です。