昨日は、生きた心地がしなかった。
今までに経験した地震で、いちばん揺れが大きかった。
昨日は、高校生が帰ってから、教室の掃除をする前の着替えをしている時に、地震が起こった。
先週の金曜日の東北の大地震の時も、たまたま同じ場所で着替えている時だった。
だから、同じ状況なので、地震の比較ができる。
比べてみると、東北の地震の時も大きかったが、昨日の地震の方がもっと大きかった。
揺れた時には恐怖を感じた。
先週の金曜日のことが思い出されて、また東北で地震があったのだと思った。
富士で、こんなに大きな揺れだったのだから、東北では、今度もすごい大きな地震なのだろうと勝手に思った。
すぐにラジオを聞くと、なんと富士宮が震源だと言っていた。
東海大地震が遂に来たと思った。
すぐに、津波が来ることを考えた。
今まで、地震が起きても津波のことなど考えたことがない。
それなのに、東北の大地震で津波の恐さを嫌というほど見せられているので、津波のことがすぐに浮かんだ。
家の近くには海がある。
東北の大地震のような津波がやって来たら、ひとたまりもない。
でも、ラジオでは津波の心配はない、と言っていたので、少しは落ち着いた。
心臓はドキドキしていた。
地震の恐さが体にしみ込んだ。
いつ東海大地震が来てもおかしくない状況だ。
と言われていたけれど、来るとは思っていなかった。
ちょっと、あなどっていた。
東海大地震はいつ来てもおかしくない。
そのことを痛感した。
本当は、昨日は公立高校の合格発表の日だった。
そして、計画停電が実施もされた。
そんなことも、地震でふっ飛んでしまった。