選挙と東日本大震災 | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 世の中は選挙の話題で一色になっている。
 政策度外視で政党同士が選挙に勝つために結びつく。
 できない公約を平気で掲げる。

 日本は議会制民主主義だから、選挙によって選ばれた代表者である議員によって政治は行われる。
 だから、議員は国民の代表という意識を強く持っていなければならない。
 原発、TPP、消費税、などという言葉が飛び回っているけれど、自分としては気になることがある。

 それは、東日本大震災のその後だ。
 あの大震災の後は、議員はじめ芸人など多くの著名人が行って、震災に遭われた方々の手を握り、何とかしたい、と言った。
 それが、もう震災後1年半以上が過ぎている今では話題にもならない。
 喉元すぎれば何とやら、になっているのではないだろうか。

 自分のような一般市民は日々の生活に目一杯だから、震災に遭われた人達のことを何とかしなければと、いつも思っているというようなことは無理だ。
 けれども、国民の代表者である議員までもが、みんな震災についてそっぽを向いてもらっては困る。
 マスコミもそうだ。
 
 東日本大震災の復興状況というのようなものを定期的に表とかグラフとかで発表するようなことをしてもらいたい。
 復興の現状が分からない。
 あと少しなのか、まだほど遠いのか。

 震災復興状況がよく分からない状態では、もう1年半位上経っているのだから、もう大丈夫だろう、と思ってしまってもおかしくない。

 年月が経てば経つほど、東日本大震災はもう終わった過去のものとなってしまう。
 自分たち一般人には関係ないものとなってしまう。
 たとえ、震災復興が遅々として進まず、現地の震災に遭われた人達がいつまでも大変な思いをしていたとしても、終わったものとなってしまう。

 自分達ができることが、ただ、復興状況を知り、まだこれだけしか復興されていないのか。
 国は何をしているんだ、と憤慨するだけでもいいのではないだろうか。
 そのためには、現状を知らなければ何もできない。

 震災復興のために何かしたいという人は、きっと今も頑張って色々しているだろう。
 でも、それほど強い気持ちは持てないけれど、気にはなるという人は多くいるだろう。
 震災復興予算が別の用途に使われていたというニュースで、震災復興の遅さを知った人も多いだろう。

 選挙、選挙で騒いでる中で、震災復興について論じる政党、立候補者はいるのだろうか。
 東日本大震災復興のために今までに政府は何をしたのか。
 今なお、まだ復興が進んでいないとしたら、選挙でも話題にならないとしたら、もう忘れ去られてしまうのではないか。

 
 そんな心配をするだけの自分がいる。