女性の大学受験 | 小川村塾ブログ

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 今年の私立中学受験者数について、関東については、新聞にピークは過ぎて減少しているようだ、と書かれていた。

 中高一貫校の都立、公立の中学校の受験希望者は大きく伸びているが、私立中学校については、大きな特徴がないとこれからは淘汰されてしまうようだ。
 中学受験者数が伸びていたのは、中学受験をする女子が増加していることに要因があった。

 中学受験を経験した女子は当然のように大学受験をする。
 つまり、大学受験をする女子の数は増えていくことになる。

 女性は大学に行くよりも、結婚することを勧められるような時代も昔はあった。
 今、そんなことを言ったら、セクハラだ、女性蔑視だ、と騒がれてしまう。

 女性の方が目的を持って大学にも進学し、大学でもしっかり勉強をするだろう。
 確実に自分を持っている。

 昔だったら、女性が志望校に合格できなかった場合は、だいたい浪人はしないで、滑り止めなどの合格できた大学に入学することを周りの者は勧めた。
 そして、そのようにしていくのが普通だった。

 今は、志望校に合格できなかった場合は、女性、男性に関係なく、予備校に通って、1年後の入試を目指すのが普通になっている。
 難易校では、浪人して入学していることは普通のことになっている。
 女性、男性の性別は関係なく、予備校生になることには違和感がなくなっている。
 
 昔、立命館大学を第1志望として、受験をした塾生の女性がいた。
 残念ながら、第1志望の立命館は不合格になってしまった。

 そこで、彼女はどうすべきか、相談に来た。
 周りは、滑り止めで合格した大学に入学した方がよいという意見がやはり多いようだった。

 彼女と話をしてみると、相談というよりも、自分の意見に賛成してくれる人を探しているという感じだった。
 自分の意見は浪人をして、再度1年後に立命館大学を受験するということだった。

 女の子だから浪人はしない方がよい。
 浪人したからといって、1年後に自分が志望している大学に合格できるとは限らない。
 こんな意見がほとんどのようである。

 自分もそんな意見を言うだろう。
 でも、彼女の考えは決まっていた。
 後押しをしてくれる人を探していた。
 彼女の思う通りにするのが、後悔をしない方法だと言うしかなかった。

 結局、彼女は浪人をして、1年後に自分の希望通りの大学に合格をした。
 彼女のがんばりには、脱帽をした。
「すごい」と心の底から思った。
 そんな女性が数多く世の中に出ていく時代だ。
「自分もがんばらなくては」と思わずにはいられない。