革靴を磨いた。
久しぶりのことになる。
ピカピカに靴が輝いていると気分までよくなる。
人間は足元から見られるので、靴はきれいに磨いておくようにと言われている。
でも、実際の話、靴など磨くことはないのが通常のことになっている。
履く靴の性能も良くなっているし、歩く道も舗装されている。
だから昔ほど、靴は汚れなくなっている。
必然的に、靴を磨くということをしなくても、靴がきれいな状態であるということも言える。
若い人は靴を磨くということを知らないかもしれない。
履いている靴も革靴よりも、布製のシューズの方だろう。
それではシューズが汚れたら洗うのかというと、これもしない。
昔、ナイキのシューズが爆発的に流行した時、海外のシューズ事情をレポートしていた。
その時に、アメリカではシューズを洗うという行為自体考えられないと言っていた。
シューズが汚れたら、洗うということはしないで、とにかく履いて、ダメだったら新しいのを購入する。
ということらしい。
その時は、ナイキのシューズが3万円、4万円なんていう話をしていた時なので、印象に残っている。
今の日本はその頃のアメリカの状態に似てきているようだ。
シューズを洗うということはしなくなってきているように思われる。
ただ、この4月に新社会人になって、革靴を履くような仕事に就いた場合は、休みに革靴を自分で磨いてみるのも良いかもしれない。
大リーグのイチロー選手も子供たちに野球が上手になるための条件のひとつは道具を大切にすることと言っていた。
グローブを毎回、きれいに磨いておくことは野球上達の絶対条件ということだ。
それと同じで、靴だけでなく自分が持っている物は大切にする、ということが必要だ。
それは自然と周りに好印象を与える。