ドラマ「鴨、京都へ行く」 | 小川村塾ブログ

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 今期のテレビドラマでは「鴨、京都へ行く」を観ている。

 鴨(松下奈緒)は京都の高級老舗旅館の一人娘。

 京都の古いしきたりなどが嫌いで、東大進学により京都を離れて、そのまま東京で財務省に勤めるエリート官僚になる。
 それが母親が亡くなることにより、京都に戻り、実家の旅館の赤字経営を知る。

 旅館を人手に渡すつもりが、ひょんなことから旅館の立て直しをはかることになる。
 そのため財務省もやめ旅館の女将となる。

 京都の古いしきたりなどが嫌いで出て行ったのに、戻ってくるはめになり、官僚らしく気位も高く、周囲から浮いた存在で旅館再建もなかなか順調にはいかない。

 それでも、負けん気、ガッツは人一倍多く持っていることから、多くの騒動を巻き起こしながらも、周りの人の心を動かし、自分も成長していく。

 結局はなりふり構わず、ただひたすら一生懸命さが、旅館を再建に導いていく。
 そんなストーリーになると思うのだが、それがいい。
 
 あまり深く考えずに楽しめる。

 嫌いでも京都に18歳までいたことは京都が老舗旅館が体の芯まで染み込んでいる。
 そのことが、これからの騒動にプラスに働いてくるような話があるともっと面白くなると思う。
 

 椎名桔平が良い味を出している。

 「謎解きはディナーのあとで」の時のように3枚目役で、それでいて裏で何を考えているのか分からなくて興味が惹かれる。

 ホントは悪役かもしれないけれども、憎めない。
 悪い奴ではないと思ってしまう。

 とにかく、ドラマを観ていて楽しくなる。
 それを今はいちばん求めている。