「子どもに英語の力をつけるには、どうしたらよいでしょうか」
という質問を時々されます。
自分の体験上、持続できるならば、いちばんよいのが、NHKラジオの基礎英語のような英語講座を毎日聞くことです。
ラジオ講座を毎日聞くことは、いちばん効果があり、お金もかかりません。
ただ、このことが逆にネックになります。
手軽に始めることができて、しかも身銭を切っていないので、長続きしません。
ただ、持続することができれば、こんなに効果的な英語の勉強法はありません。
ラジオの英語講座を毎日15分間聞くことにより、確実に英語の力はついてきます。
始めの頃はほとんど力が、ついているのかどうか分からないと思います。
実感がわきません。
グラフで表すと、始める前とほとんど同じ状態、平行線の英語力状態のはずです。
この平行線の状態を3ヶ月間続けることができるかどうかが、ポイントになります。
もし、3ヶ月間、毎日ラジオ講座を聞き続けることができれば、3ヶ月経ったあたりから、急にグラフでいったら実力曲線が上昇し始めます。
つまり、急に英語が分かるようになってきます。
ただ、この3ヶ月間が続きません。
グラフが比例のグラフになっていないので、聞く量がそのまま力になっている感じが持てないのです。
毎日聞くつもりが、1日できず、次の日にまとめて聞こう、と思ってできず、というようにズルズル聞かなくなってしまうのです。
けれども、しっかり持続できれば、英語の実力がつくことは間違いなしです。
そして、そのことは、ほとんどの人が分かっていることで、ほとんどの人が挑戦して、ほとんどの人が挫折感だけを味わうという経験をしていることになります。
自分もそういう経験を何回もしているので、よく分かります。
ただ、生徒の中には、中学3年間しっかりと、毎日聞くことを実行したという生徒も時々出てきます。
「えっ、3年間、ちゃんと聞くことができたの」
と、薦めたこちらが驚いてしまうのですが、当然、そういう生徒は英語は得意科目になっています。
今は、小学生にも分かりやすいような英語番組も多くあります。
たとえば、NHKでは、チェロという番組はラジオだけでなく、テレビでも放映していますが、小学生から大人まで楽しんで英語の力がつくようになっています。
時には、テレビ、ラジオで英語講座を見たり、聞いたりするのも刺激になります。