私は人の死に向き合うことができません。何故かと聞かれたら…たぶんそれは幼いときの経験からだと思います。
私の家は転勤が多いので、幼い頃は何度か転校を経験しました。香川県の小学校に転校したとき、私の席は3人席でした。そのクラスは偶数だったので私が入ると奇数になるため先生が3人席にしてくれたのです。
でも私の隣の席はあいていました。
「あの…隣の子お休みなの?」
「うん。入院してるの。」
「そうなんだ…」
「うん。だからね、みんなで今度ノート持って行くんだよ。かなちゃんも行く?」
「ノート?」
「うん。授業のノートだよ。帰ってきたとき大丈夫なようにね。」
「そっかー私も行っていいの?」
「いいよ!転校生来たって言ったら喜ぶと思う。」
そんな会話をした矢先でした。彼女は死んでしまったのです。突然のことでした。私はお見舞いに行ってはやくその子に会いたくてわくわくしてて…そんなときでした。
初対面がお葬式になってしまいました。あまりにもショックで、でも彼女はとても綺麗で…綺麗すぎて怖いくらいでした。でも閉じたままの瞳はこっちを向いてはくれませんでした。手渡すはずのノートは棺に入れられました。
それ以来、私は人の死について考えるのが苦手になりました。
大好きな叔父さんが死んだときも、怖くて、優しい叔父さんを怖いと思ってる自分が嫌で泣いてばかりいました。
でも、最近は…このままじゃダメだなって思います。もう大人なんだし、いつまでも子供じゃいられない。でも…どうしても恐怖の感情がぬけません。
どうしたらいいんだろう…ってほんとに考えてます。
私はいつか必ず訪れる親しい人達の死にちゃんと向き合えるようになるのかな。
私の家は転勤が多いので、幼い頃は何度か転校を経験しました。香川県の小学校に転校したとき、私の席は3人席でした。そのクラスは偶数だったので私が入ると奇数になるため先生が3人席にしてくれたのです。
でも私の隣の席はあいていました。
「あの…隣の子お休みなの?」
「うん。入院してるの。」
「そうなんだ…」
「うん。だからね、みんなで今度ノート持って行くんだよ。かなちゃんも行く?」
「ノート?」
「うん。授業のノートだよ。帰ってきたとき大丈夫なようにね。」
「そっかー私も行っていいの?」
「いいよ!転校生来たって言ったら喜ぶと思う。」
そんな会話をした矢先でした。彼女は死んでしまったのです。突然のことでした。私はお見舞いに行ってはやくその子に会いたくてわくわくしてて…そんなときでした。
初対面がお葬式になってしまいました。あまりにもショックで、でも彼女はとても綺麗で…綺麗すぎて怖いくらいでした。でも閉じたままの瞳はこっちを向いてはくれませんでした。手渡すはずのノートは棺に入れられました。
それ以来、私は人の死について考えるのが苦手になりました。
大好きな叔父さんが死んだときも、怖くて、優しい叔父さんを怖いと思ってる自分が嫌で泣いてばかりいました。
でも、最近は…このままじゃダメだなって思います。もう大人なんだし、いつまでも子供じゃいられない。でも…どうしても恐怖の感情がぬけません。
どうしたらいいんだろう…ってほんとに考えてます。
私はいつか必ず訪れる親しい人達の死にちゃんと向き合えるようになるのかな。