試しにと注文していた額が続々届いて


これは追加で買い足そう!というぐらい良かったものと

これは使い道ないかもしれん…と途方に暮れるものと




一喜一憂しているAmiでございます。












こんばんは。



額に合わせてものを作れるようになりたい。



























先日の続きでございます。





「宝石のような」


制作過程そのに。


















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11. 孔雀さんに突入しました。





これは本番ですが、

本番を切る前に没にした紙で試作をしています。




こうか?!こうなのか?!












どうなんだよ!!!!!














ほんとうにあーでもないこーでもないと騒いでました。





キラキラさせればいいの?!


ねぇ!!!!






誰に聞いているのか。















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12. いつの間にかちょっと布も切ってますね。






とりあえずバランスを知りたくてちょこちょこ全体図を撮影。


孔雀の羽根のバランスは未知の領域で、

さらに羽根はオリジナルの形状なので余計に謎。



形のバランスと白黒のバランスで、

やっぱりずっとブツブツ言ってました。

やっと髪でブツブツ言わなくなったのに。













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13.孔雀の羽アップ。






羽根と花が混在しているところ。



合間にバランス見ながら

ちょこちょこと黒い部分にホワイト効果を入れていってます。



入れるというか、抜くというか。


ややこしい。















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14. クルクマさん登場。







クルクマも何回か没紙で試し切りしてます。



因みにこの花と思えちゃう部分は実は苞で、

花はこの苞の間に小さく目立たず咲いてます。


私が参考に買ってきたクルクマは白い苞で、

花は青紫でした。かわいかった。













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15. 全体図確認中。






段々見えてくる訳ですが、

見えれば見える程訳がわからないという事態に。






これは……どう、どうなってるのかな?






描いた本人がわからなければ誰もわかるはずない。















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16. クルクマぁぁぁああああ!!!!







切りに切ってきたクルクマも もう終わるかな!


と晴れ晴れした気持ちで残りを数えたら、

7とか8とか残ってて、







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。











全然まだだった!! ヽ(´▽`)/












清々しいですよね逆に。(なんの逆だ)















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17. もはや。





感性を信じるしかないかなって。←



下絵は設計図のようなものですが、

私の設計図は結構穴だらけなので






修正が。 必要。







この段階で女神の服の白黒をどうするか

そしてクルクマの葉の部分をどうするか





ここで悩んで迷って試し切りしてバランス見て



あーでもないこーでもないを繰り返して。




没紙で色んな白黒パターンを切りまくって





わからないもうわからないよ…!!!



と悩みまくってプツっと何かが切れて

腹が据わって切り進めます。



















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18. 表から見た図。






私はかなり頻繁に裏から確認してます。


ひもろぎの時、唯一人前(家族)で作業したのですが、

余りの確認回数にそんなに?!と思ったそうです。




ドン引きするくらい裏返します。

多分異常です。





















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できた。 いきなり。






























すみません。





あの後全然撮ってなかったみたいです。



あれからまだ全然長かったんですけど。


服切ったり、葉っぱ部分切ったり

身体切ったり顔切ったり。




色々道のりは続いたんですけれど、

全然撮ってませんでした。




もう持ち上げるのとか危険になってきて

(置いてとると影が出来て何も見えないので、持って撮ってます)



あとカバーを外すのがめんどくさくて(やっぱりか)



破損防止で切り終えたところはカバー付けてるので。

それも一枚をべろっと付けてる訳ではなくて、

細々貼ってるので。


一々取るのは結構あの、面倒です。←



この時に破損したりの怖さもあったり。




















額装後。






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切り終えてからばっさばっさ余分な箇所を切り落としました。

主に布の影部分ですね。



何だか凄く細々切ってたところも

完成後にいらないここ!!!と

バッサリ切る事が多いです。











ざっくりと振り返りましたが

いつもこのような感じで切り進めてます。

 



どこから切るのか?


どういう順番で切るのか?





という質問を頂く事があるのですが、

図案が複雑化してくると正直順番はバラバラです。


あっちに行ったりこっちに行ったりします。




私が決まっているのは



人物の場合、まず髪から切る。顔は最後。



これくらいです。




髪から切ると切り易いという訳ではないので

そこはすみません。ご了承ください。←(?)


癖みたいなものなのですね。


髪の毛がしっかり顔を覆っているような図案だと、

正直切り難いです。辛いです。




でも髪からいく。それが私のポリシー。(カッコよく言うな)







すみません。

ほんとただの癖です。


真似しないで下さい。




切り易い順番で切りましょう!!














孔雀がとても楽しくて。

花孔雀はこれからも登場させたいなと思ってます。


クルクマも凄く魅力的な、画になる花ですね。



最初は花弁の多い華やかな花を描いていたんですが、

どうもギラギラするというか。

華美過ぎてしっくりこなかったんですね。


もっとシンプルな花がいいなと思っていたところ

産直でクルクマに出会った訳ですが・・・




正直、シンプルではない。





いやシンプルなんですけど、

結構形が、切り絵にするには曲者なところが。

私は切り易いように単純化してあります。








大きさ、切り絵本体はちょっと測ってないんですけど

額は 約60㎝×60㎝です。



まあまあなサイズ。




でも人物切ろうと思うと、

このくらいあった方が見栄えがいいですね。


実用サイズではないので(飾るのに)

早々作らないと思いますけど、このくらいあると色々やれます。










久しぶりの人物で、やり始めは自信喪失気味でしんどくて

段々思い出してきて楽しくなって


失敗があって、発見があって修正して、また失敗して




色んな失敗が詰まった作品です。



失敗して少しずつ学んで、軌道修正して、

着実に進めていった。そんな作品です。



切り絵始めて5年目に突入しましたが、

まだまだそんな、覚束ない足取りです。



でもこうやって、切り絵にこなれてきたかなぁと思う頃に

色々打ちのめされる作品を作れた事は、

よかったんだなぁと思っています。




打ちのめされましたが、大好きな作品です


今までのもの全部大好きですし、

この作品もやっぱり大好きです。







作れたことに感謝をして、

気持ちをそのまま置いてきて




次に進みましょう。






個展、あっという間だー。