大分ご無沙汰してしまいました;;

最近は体調を崩し、
ここ数日殆ど寝て過ごす毎日…
今もまだ完全復活!とはいかず、ダラダラ体調不良を引きずっております。

持病の所為で風邪などひくと
長引いてしまう性質なのですが、
こうも治りが遅いと流石にしんどい。
早くなおーれ~!!

しかし今日は熱が下がってきて
頭も働くのでぽちぽち打ってます。

えーと。
先週二紀展を観てきました。

知り合いの方が入選なさったとの事で
その方の作品目当てにお出かけ。
以前は美術館もちょくちょく行ってましたが最近とんとご無沙汰だったので、美術館そのものが何やら新鮮。

ちなみに、絵画はよく分かりません。
観るのはもちろん好きですが、
何がいい、どこがいい。
は自分の好み先行の主観なので、
美術的に絵画的にここが素晴らしい!
というのは全く分かりません。

ただその空間と
絵の持つ力を感じるのが好きです。
どんな作品にも、
作者の命が確かに宿っていて。
好き嫌い関係なしに
それらを感じる事が出来ます。

好きな作品はそれプラス、
心地良さだったり光だったり
匂いだったり風だったり、
何か色々感じられて。
自分の中に受け入れる場所があるなーと感じられる作品が、自分のとっての良い作品だと思ってます。

どんなに評価されてるものでも、
これは自分にはちょっと重いぞ、とか
何も感じられないよー…とか。

自分の中に、その作品に対する受け入れ場所がないものは、
どう頑張って見つめ続けても
自分とっての"良いもの"ではない。

これはあくまで"自分"にとっての、
なので世間的にどうとか、
美術的にどうとは全く無関係。
でも、批評家でも何でもない、
ふわっとした絵が好きの一人間なんだから自分にとってどうか、で十分かなと思ってます。見る分には、ですが。

で、この受け入れ場所。
年月が経つと変わる。
今までなかったのに、
突如受け入れ場所が生まれたり、
受け入れてたのに、場所がなくなって受け入れ不可になったり。

好みが変わったとも言えますが。
私は許容量や感じ取る為、受け取る為の感覚の変化だと思ってます。

まぁ受け入れてたものが受け入れ拒否になる事は余りないですが。
あの時感じられなかったものを感じ取れる様になる事はままありますよね。


あ、それで。
二紀展の感想だ。

知り合いの方の作品。
とっても良かったです。
感じ取れるというより、
感じたくなる作品でした。

絵の背景を感じたくなるのです。

画面に描かれている以上のものを
その先に何があるのか?を
画面外の世界を感じたくなる。

そんな作品でした。
これって中々ない感覚で!
でも個人的に1番重要な
"好き"を認識する為のものの一つ。

これがある作品は完全に良いもの。
あ、私の中では、です。重要。

海の絵だったんですけれど。
荒れ狂う海に佇む岩を
俯瞰で捉えているんですね。

あ、鳥の目線だ、と思って。
そう思ったら風の音とか潮の匂いとか
自然の感覚がうわっと感じられて
尚且つ、海のその先が気になる。

この鳥はこれからどうするの?
仲間がいるあの岩に降り立つの?
でもあの岩は今にも波に飲まれそう。

羽根が千切れそうなこの強風の中
いつまで飛んでいられるの?

というこの場面の先が気になる、
というものと。
画面外の世界が気になるというもの。
海が只管続くのか。
それとも間近に陸地があるのか。
他にも鳥が飛んでいるのかとかも。

鳥、は私の感覚なので。
作者さんの思惑は違うかもですがー。

兎も角も引き込まれる絵でした。
こういう、画面に収まっている以上の世界を感じたくなる作品が好きで。

もうあと、ふたつみっつあったかな。

その中のひとつが抽象画で。
抽象画は余り得意ではないですが、
感じられないと全然ハマらないので…
でも感じ取れた時のハマり方は
抽象画の強さって凄いですよね。

この日も一つ、
凄く引き込まれる抽象画があって、
こーれは久々に感じ取れるやつ!と
ちょっと興奮しました。

雨をモチーフにしてる作品でしたね。
ほぼ無彩色なのに、色を感じられて。
しっかり描き込まれてるのに
不思議と静かな作品でした。
音も、音楽が鳴るというより
雨の音が遠くから聞こえてくる感じ。
切なくて、でもずーっと見ていたくなる。そんな作品です。

額装も素敵でしたしねー。

抽象画って、
作者が何を描きたいか、
何を想って描いているのか。
正解不正解関係なしに。
そこに何かを感じられるか、が
その抽象画を見られるかどうかだと個人的に思っていて。

これ何なのか意味不明…
となってしまうと。辛い。
意味不明だけど好き、なら兎も角。
意味不明だけど目が離せない、とか。
それなら惹かれてるからいいんですが

意味不明で何も感じない、だと。
見るのが苦痛になるので…。

世界観とかよりも
温度とか音とかですかねー。
あと色。画面にある色だけでなく
画面から溢れる様に色が出てきて
それに飲み込まれる感覚があれば、
それが自分的に好きな作品の部類。

何か分かり辛い感想ダラダラと…
どうも感覚の世界で見てるので
上手く表現出来ずもどかしい。


あ、あと一つ吃驚だったのは。

進撃の巨人があった。

いやこれ、抽象的に描かれてて
絵を見るだけでは分からないんですが
タイトルに進撃の巨人ってなってて。
エレンとリヴァイて、なってて。

うえ⁈と思わず声が…

ぇえー!こんな展示会で
いや公募展で?
漫画題材とかあるんだ!と。

ちょっと吃驚しました。
よくある事なのかしら…

ま、その。絵を見ただけでは
分からないんですけどね…全然。


長くなってきたので。
そろそろ終わります。

えーとえーと。

観に行って良かったですー。
好きだなーと思える作品も
幾つか見つかったし。

大きな絵ってそれだけで
すっごいエネルギーがあるので。
そのエネルギーに囲まれるのは
中々良い体験ですよねー。

もっと色々
ちゃんと書くつもりが…
やっぱり頭がきちんと働いてないのと
書き直す気力がないので

ひとまず、これにて。

切り絵もずっとやれてなくて
もうほんと早く治れ。頼む。




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