ついに僕もこのブログを書く時が来ました。
今は、練習の為に眠い目を擦りながら朝起きることもなく、練習後クタクタになりながら帰路に着くこともなく平穏な日々を送っています。
このような日常を過ごしていると引退したのかと実感が湧いてきます。
お久しぶりです。
4年の田中です。
まずはこれまでの水球人生に関わり応援してくださった皆様、本当に有難う御座いました。
玄のブログでもありましたが、引退した後、先輩方から労いの言葉をいただきました。
沢山の人達に支えられ、ご協力のもと活動できていたと改めて感じました。
多くの方に応援・期待して頂いていたので、初めての公式試合の衝撃は今でも忘れません。
昨年の10月に開催された新人戦ではライバル校の慶應大学に大敗、1部リーグ最下位の結果からスタートしました。
屈辱を感じると同時に、今年も早慶戦負けてしまうのか。それどころか学生リーグでは2部リーグに落ちてしまうのではないかと不安と焦燥感を抱えていました。
しかし、この屈辱的な経験があったからこそ、コロナ禍で部活が中断されているにもかかわらず、各選手が実家にて自分に厳しく自主練を行うことや
『チームの戦術を大きく変える決断、挑戦』が出来たのだと思います。
今思えば、新人戦で負けていなければ、今のチームはここまで大きな飛躍をすることはできなかったと思います。
結果論になってしまいますが、その点から新人戦は大敗しておいて良かったのかもしれません。
長い競技人生の中で多くのことを学んできましたが、最後の年に1番大きなことを学べた気がします。
それは
「過去の結果は変えられないが、結果の意味はその後変える事が出来る」
ということです。
これから社会人として、仕事で多くの壁にぶつかり失敗する事や、吾朗と上中が新チームを率いていく中で壁にぶつかることもあるかもしれません。しかし、そこから何かに気付き、学び、それを活かすことが出来れば飛躍や成功の糧にできると思います。
だから今後、僕自身も失敗を恐れず挑戦していくし、後輩達にも最高のチームを作る為に多くの挑戦をしていって欲しいと思います。
それぞれの選手が自分の役割を認識し、その仕事に全力で取り組んでいた今のチームでなければ今年の『挑戦』をする事なく、結果として『奪還』を果たす事も出来なかったと思います。
今まで4年生についてきてくれてありがとう。
これからは1人のOBとして早稲田大学水球部を応援していきます。