ご無沙汰しております。高橋です。

さて早速本題に入りますが、
この「哲司の履歴書」、2009年11月7日にカリフラワー伯爵が連載の予告をし、

第一回(高橋・2009年11月18日)
第二回(カリ伯爵・2009年11月21日)
番外編(木下・2010年2月4日)
第三回(高橋・2010年2月10日)
第四回(カリ伯爵・2010年5月24日)

ご覧の通り、まぁそれはかなり不定期にやってきました。
飯塚チョコピーさんの取材には時間がかかりますね。
突撃取材を敢行して、フルボッコにされたのも今ではいい思い出です。
それだけ奥の深い方なのですね…





いろいろ書きましたが、ぶっちゃけ前置きなんてどうでもいいんですよ。
今回は飯塚チョコピーさんの「中学校時代」をおもしろおかしくお送りします。




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哲司は三郷市の某公立小学校を卒業し、東京の私立城北中学校へ進学した。



満員電車に揺られながら通学する毎日。
自分が少し大人になったような気分になる。
実際、(ピー)が(ピー)したのもこの頃だった。


新しい環境の中でタフに過ごす哲司。
「彼を見ていると〝サバイバル"という言葉が脳裏に浮かんだものだった」
と、ある友人は語る。


中学1年生とは思えない、そのがっしりとした体つきは
級友たちから「コマンダーてっちゃん」、
略して「こてっちゃん」とあだ名されるほどだった。

また、帰り道のコンビニで甘いものを買い食いしたり、
池袋にあるお菓子屋さんに足繁く通う姿を同級生に目撃されたりと、
今日の「マッチョメンな見た目とは裏腹な愛されギャップ」は、
この頃から形成されつつあったチョコピー







そんな哲司に転機が訪れた。部活動だ。
元々、何かしらの運動部には入るつもりだった。



毎日それなりの時間をかけて学校に来ているのに、
授業を受けるだけで帰るのはもったいない。

それに「こてっちゃん」という新しい愛称が、
自分の肉体の衰えとともに消えていくのが嫌だという思いもあった。



とはいっても何もアイディアがない。
とりあえず、いろいろ部活を見学することにした。

なんとなく体育館へ行くと、バスケ部が活動していた。
バスケットボールは好きなスポーツのひとつだった。

他の球技と比べてそう広くないコートの中で、
走る・飛ぶ・跳ねる・投げる・とる……
あらゆる運動の要素が絡み合うこのスポーツは、哲司の本能を刺激した。

バスケットボールをやろうかなと半ば決めて、その日は帰宅した。




次の日、バスケ部に仮入部の体験をするつもりで共通棟へ向かった哲司。
ところが何だか懐かしいにおいに気がつく。塩素臭だ。
「共通棟にはプールもあるのか!」
すごい発見をした気分になった哲司は、プールに行ってみることにした。

プールには意外とたくさんの人がいた。
しかし、やっていることが妙だ。哲司の知っている水泳ではない。

水面にはゴールらしきものが浮かび、
青と白の帽子をかぶった人間がボールを取り合っている。
やかましいくらいにピーピーと鳴る笛に合わせて、人が動いたり止まったりする。
掴みあって沈めたり、蹴っ飛ばしたりとかなり乱暴だ。

「何なんじゃ、このスポーツはー!」

しばらくすると練習が終わった。
プールから上がった部員たちは意外と華奢だった。
その瞬間、哲司の心の中でムラムラとメラメラと気持ちが燃え上がった。

「あんな体つきのヤツらに出来て俺に出来ないわけがない。
よくわからないスポーツだが、それだけ挑戦のしがいがある。」

バスケットボールへの情熱はいつの間にか消え失せ、
哲司は中学校という新しい舞台で、
水球という新しいスポーツに挑戦することを決めた。


13歳の春のことであった。(誕生日が4月27日だからね、別に他意はありません)

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次回の担当はカリフラワー編集長です。お楽しみにー



ばーい