新しいことに挑戦しようとする時、
私たちの足を引き止めるのは
「失敗したらどうしよう」という不安です。
特に、これからキャリアを築いていく10代、20代のみなさんにとって、
一度のミスが取り返しのつかない重荷に感じられることもあるかもしれません。
しかし、Appleを創設し、一度は自分の会社から追放され、そこから再び世界を変えたスティーブ・ジョブズはこう断言しました。
「ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたってことさ」
この言葉の裏側にある、これからの時代を生き抜くための「マインドセット」を紐解いていきましょう。
1. 失敗は「能力不足」の証明ではない
多くの人が勘違いしがちなのは、「失敗=才能がない」という図式です。
しかし、ジョブズの視点は違います。
ベストを尽くした上での失敗は、
あなたがその時持てるすべての力を出し切ったという
「事実」でしかありません。
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全力で挑んだからこそ、自分の「現在地」がわかる。
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中途半端にやって失敗すると、「もっとやればできたかも」という言い訳が残る。
言い訳の余地がないほど全力を出したのなら、
それは恥ずべきことではなく、むしろ自分を誇るべき「到達点」なのです。
2. 「無難な成功」より「最高の失敗」に価値がある
今の世の中、要領よく立ち回れば、
大きな失敗を避けて歩むことは可能です。
でも、想像してみてください。
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失敗を恐れて、60%の力で手に入れた合格点。
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限界まで挑んで、120%の力を出し切って届かなかった不合格。
どちらが5年後のあなたを強くしているでしょうか?
全力を出し切る「癖」がついている人は、
次のチャンスが来た時に、前回よりも高い基準からスタートできるからです。
3. キャリアは「点」ではなく「線」でつながる
ジョブズの有名なスピーチに「Connecting the dots(点をつなぐ)」という言葉があります。 失敗したその瞬間は、人生における「汚点」に見えるかもしれません。しかし、後から振り返れば、その悔しさや、そこで学んだ泥臭い経験が、思いもよらない形で将来の成功(点)と結びつきます。
ベストを尽くさない失敗から学べることは少ないです。
反省点を見つけようとしても、
「もっとこうしておけば・・・」、「本気を出せば・・・」
とやらなかったことを嘆いて終わるからです。
でも、ベストを尽くした失敗は、未来のあなたを支える強固な「点」になります。やりきったことで、しっかりとデータがとれ、何をすればどうなるかがわかるからです。
若き挑戦者たちへ:今すぐできること
「失敗したくない」という気持ちを消すのは不可能です。でも、その気持ちを「どうせ失敗するなら、全力でやって派手に転ぼう」という開き直りに変えることはできます。
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完璧主義を捨てる: 100点を目指すのではなく、100%の熱量を注ぐ。
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フィードバックを愛する: 失敗は「データ」です。次はどこを改善すればいいか教えてくれるガイドブックだと思いましょう。
あなたのキャリアはまだ始まったばかり。 恐れずに、今の自分にできる「ベスト」をぶつけてみてください。もしそれで転んだとしても、私たちが、そしてジョブズが、あなたのその全力の姿勢を肯定しています。
さあ、次はどんな「ベスト」を尽くしてみますか?
