――――――昨年度、鳴り物入り?で始まった、埼玉は秩父市の小学校の一校『南小』の『秩父銘仙で卒業式』。

卒業生全員が秩父銘仙着用で卒業式に臨むのです。

秩父市の『ちちぶ銘仙館』の協力、着付けボランティアさんとかと一緒に作り上げる素晴らしい卒業式だと思うのです。

で、昨年度は初の試みと云うことで、その企画が発動段階から新聞等で度々取り上げられ、無事挙行の卒業式の模様も紹介されました。

―――――しかし2年目の本年度は、一切秩父銘仙で卒業式やるんだかどうだかの情報も新聞には載らず…

んが、本日の新聞にはこのような記事が。

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ああ、よかった!ちゃんと銘仙で卒業式は行われていたのですねー!!

…なんだか去年あたりから『小学校の卒業式の着物袴姿は禁止』な流れが強くなり、今年は更に締め付け?も強くなってきたみたいで、いったんそのような世論が出てきてしまうとそれに感化されて『私も良くないと思いまーす!』な右に倣えな輩も多く出てくるので、もしかするとこの学校にも妙なクレームを付けてくる輩がいるんじゃないのかしら~汗と思ってたんですよ。

小僧の小学校でも禁止ではないものの、年に2名くらいは袴姿の子がおり、そしてその子らに対するPTAの目は厳しい…

『何あれ、超目立ちたがりじゃん。恥ずかしいよねー(嘲笑)』というのが大半のご意見でございます…ああ、本当に、このような場面での女子、女親の同調圧力って凄いよね(笑)

その点、この学校は卒業生全員参加で銘仙に袴。

一般的な卒業式の場合はこの1回だけのために子供の衣装買ったり借りたりするわけですが、こちらの企画はちちぶ銘仙館の全面協力&着付け用品と着付けもボランティアで賄われているので、むしろ卒業式衣装に関しての各家庭での負担はほぼないと思われます。

…多分、同じ市内の小学校の卒業生父兄からは『いーなー』と思われているに違いない(笑)

まあ、着付けの分だけ朝早くなるのがネックでしょうが、それでも『今後、着る予定もないのにこんなお子様よそ行きスーツ、どうすりゃいいのさ』がないってのは本当に他校の父兄側からすると羨ましいのでは。

ともあれ、この素晴らしい卒業式がこの小学校の伝統として長く受け継がれることをお祈りしております。

で、新聞だとモノクロなので銘仙の楽しさがまるでわからない。

幸いにして小学校のHPでカラー画像が公開されているのでお借りしました。

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学校のHPで既に顔出しで公開されているものなのでお顔はそのままにしてあります。

…おめでたい日のいいお顔ばっかりなのに隠すのも勿体ないもんね。

抜かりなく教員も銘仙なのですよー


皆さん、御卒業おめでとうございます。

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