「断るのが苦手です」と言うHSPの方は多いですよね。自分が断ることで相手に気を使わせてしまうのではないか? 断るのは自分勝手だ。そんな風に思って、つい、首を縦に振ってしまうんですね。中には「嫌われたくない」と言う思いが強すぎて、断れない人もいるでしょうか。
画像 タウンワーク 頼まれると断れない人
もしあなたが上記の理由で断れないのだとしたら、断り方に一工夫持たせてみたらいかがでしょう。
それは「譲歩できるものを加えて断る」と言うものです。
例えば上司から、「〇〇やっておいてほしい」と言われました。真面目なHSPならば、どんなに仕事が立て込んでいても、つい承諾してしまいます。たとえそれが他の人にもできる仕事であっても‥です。
こういう時は、二つ返事で引き受けるのではなく、
「今このような状態なので、〇〇までは出来ますが、××は出来かねます」とか「〇〇は可能ですが、××は他の方の協力が得られれば、出来ると思います」と言う風に、出来ることとできないことを明確にして判断を仰ぐのです。
画像 goo 頼まれごとや誘いを断れない
頭から「出来ません!」と言うわけではないので、断っていることにはなりません。HSPはどうしても「出来る」のか「出来ない」のか、と言った二極思考で考えるので、それに即した答え方でないと部下として不適切である。と考えがちです。こういうのを「考え方の癖」と言います。
ですが相手に自分の「出来ること」と「出来ないこと」を明確に伝えることで、相手も「断られた」と感じないと思うんですよね。少しはスムーズに仕事が進められると思いますよ。
プライベートなどで、例えばあなたが、「飲みに行かない?」と誘われた時、あまり乗り気でない場合、どうやって断りますか?
おそらく本音を隠して、「少しの時間なら」と、相手に譲歩してしまう人が多いのではないでしょうか。
実はこういう場合も、「出来こと」と「出来ないこと」を伝えるのは有効なんです。その際必ず「出来ないこと」を先に言うのが鉄則ですよ。
参考・・・「HSPの教科書」、「人一倍敏感な人」