自ら生きることを放棄してしまった人・・・つまり、自分から自分の可能性を捨ててしまった人にとっては、変化することが無いので、ある意味楽なのかもしれません。
しかし、それは本人にとって地獄の責め苦にも等しい苦しみです。
もしあなたが、『自分はこれしかできないんだ』と本気で思っていたら、それはとても悲しいことですよね。
画像 ビアの教室com 自分を客観視する能力
どんなにひどい過去であっても、どんなにひどい親であっても、その事実は変えられません。だからと言って、どうにもならないものであるともいえないのです。
その対処法として、善悪は別として、親を捨てても良いし、親を激しく責め立てても良いでしょう。しかしそれだけではありません。もう一つの選択肢があるのです。
それは、変えられない事実である過去を、一度受け入れてみることなんです。これから自分の人生を自分で切り開いていくために、過去を一度とらえ直さなければならないんです。
言い換えれば『自分が変わる』事です。いろんな方法があるでしょう。私の一番のおすすめは、『自分を客観視する』ことです。
画像 amebaブログ 女性のホンネ川柳 自分を変えることでしか・・
客観視することが出来れば、過去にくぎ付けになっていた視野が、少しは広くなるはずです。出来れば今の自分の状態を自分で「生中継」するのも良いでしょう。今まで自分の内側ばかりを見つめる癖が、もう一人の自分によって打ち砕かれるかもしれません。「生中継」の際は出来る限り感情は入れず中立的に、淡々とありのままを「中継」することです。
このような客観視する習慣をつけて行けば、少しずつですが『自分を変えて行ける』かもしれません。もう一度言います。過去を自分のものとして受け止めたうえで、自分を客観視しながら、これからどう生きていくのかに意識を集中していくのです。
意識が外向するにつれ、新しい出会いが生まれたり、新しい見方が出来るようになります。ますます「変われる」チャンスが増えていくのです。
親は変えられませんが、未来は変えられるのです。
参考・・・「ウツな気持ちを解きほぐす勇気づけ」、「くよくよするなと言われてもくよくよしてしまうあなたに」