私たちは他の人に対しても、また自分自身に対しても、過大な要求をしながら、それに気づいていない場合が多いものです。こんな生き方をしていると、どうしても様々なところに無理が生じてしまいます。自分が苦しくなってきますし、他人が自分を苦しめているようにも感じることもあるようです。
これとは反対に、他人や自分に対して、要求の少ない、つつましやかな生活を心がけていると、気持ちも楽になり、のびやかになって、生きることが楽しくなってきます。おのずと感謝の気持ちや親切心なども発動してくるのです。
画像 ameblo.jp ウゴクトナビクハチガウ つつましく生きる人々
神経質者の会のあるご婦人は、会に参加している中で、このことに気づきました。以下、彼女の体験です。
「私は、自分が人間として、スタミナ不足であることに気づかず、人並み以上に背伸びをして生きようとしていました。そして自分や他人に対して無理な要求をしていたことに気づかせていただきました。
近いところで主人の三回忌があり、どうしたものかと考えあぐねておりました。そうしたら息子が、「お母さん、もうこれ以上心配しなくていいよ!」と言ってくれたのです。
私はこれまでのように、何でもかんでも、「自分が・・・自分が・・・」と言った、何でも一人で責任を持とうとする習慣に終止符を打とうと思ったのです。
おかげさまで今は、とても和らいだ気持ちになりつつあります。」
参考・・・「あるがままに生きる」、「心の再発見」